(前回のあらすじ:
初めて電話で女性を泣かせるのに成功した)
(※ナンパというといわゆる道端で声をかける感じを想像されるかもしれませんが、このコンサルでは基本的に一人で声をかける練習をすることはありませんでした。
それは「非モテが声をかけてもしょうがない」「まずはマッチングアプリで会った女性を落とせ」という指導方針があったためです。
なのでこのブログを読んでも、道端で女の子に声をかえるヒントは得られません。
一応伝えさせていただきます)
・新たな指令
外見を磨き、内面を鍛え、トークの型を学び、、
そういった訓練を経て、ついに講師から「マッチングアプリで女性と会ってください」という指令が出た。
講習生からすれば「ついにきたか」という感じ。
しかしそこにはもちろん講師からの制約が課される。
それは、
・ノンアルコールで口説くこと
・30分で終わらせること
・必ず最後にホテルに誘うこと
というものだった。
正直キツイと思ったが、ここまでくるとまあなんとかなるだろうという気がしていた。
そして、僕はそのときやり取りしていた女の子に「夜カフェしよう」とメッセージを送り、最初のアポが決まった。
・初めてのアポ
場所は六本木だった。
死ぬほど緊張していたのを覚えている。
相手が先に着いていたので、あとから合流した。
カフェに着き、お互い飲み物を注文し、いざ会話が始まった。
まず初めに思ったのが「おかしい」ということだった。
電話ではスムーズにいくことが、対面だと全くうまくいかなかった。
自分がド緊張していることが、相手にも伝わっていたのだろう。
雑談もぎこちなく、最初に話すテーマも空回りしていた。
もちろんその後のテーマも深堀りすることはできない。
ただただ時間だけが過ぎていく。
それが無意味な時間であることはよく分かっていた。
しかしどうすることもできなかった。。
気がつくと30分どころか2時間近く経っていた。
会話を切り上げ、カフェを出た。
講師からの指示は「必ず最後にホテルに誘うこと」。
しかし、とてもそんなことを言える空気ではなかった。
なにも言えず、普通に別れた。
なんともふがいない自分がそこにいた。
・振返り
さて、電話コンサルのときと同様に、実際に女性と会って話した場合にも、講師に振返りを提出するように言われていた。
今回の良かった点・反省点などを整理して提出する。
僕より先に女の子と会っていた講習生の仲間はすでに提出を終えていた。
その内容に対して、講師からフィードバックがくる仕組みだ。
初めてのアポから帰宅した自分も当然書く。しかしこのとき、良かった点が一つも思いつかなかったのを覚えている。「アポを組めたこと」とかそんなことを書いた気がする。反省点は死ぬほどあった。
まあ講師もわかっていたのだろう。「まずは数をこなすこと」それが僕に与えられた指示だった。
そういうわけで僕はここから再び、女性と実際に会って口説く、という修行の日々に入っていくのであった。