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導入部のみ書き起こしをしていますので、読んで気になったものは、最下部より本編をお楽しみください。
【橘玲】「日本人というリスク」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
- 本要約チャンネル【毎日19時更新】
未来は不確実で世界はかぎりなく残酷である。
明日は今日の延長ではなく、終わりなくつづくはずの日常はふいに失われてしまう。
しかしそれでも、私たちはそこになんらかの希望を見つけて生きていかなければならないのだ。
今回は橘玲さんの「日本人というリスク」を要約していきたいと思います。
本書には、我々日本人がどんなリスクを抱えているのか?
そして、日本人も日本社会もますますリスクに対して脆弱になっているのではないか?ということが書かれています。
日本社会をいま大きな不安が覆っているとすれば、おそらく最も大きな理由は、日本人の人生設計のリスクが管理不能になってきたからであります。
東日本大震災などの日本を襲った大規模な厄災によって、戦後の日本の人生設計を支配してきた四つの神話が崩壊してしまいました。
その神話とは、
・不動産神話
・会社神話
・円神話
・国家神話
の四つで、
人生の経済的な側面から言えば、私たちが東日本大震災後の時代を生きるということは、神話を奪われた世界を生きるということであります。
しかし私たちは、いまだに"神話なき時代"の人生設計を見つけることができず、朽ちかけてしみだらけの設計図にしがみついております。
そして、この役に立たない設計図から生じる不安が日本人の行動を規定しているんです。
皮肉なことに、私たちはリスクを避けようとして、そのことで逆にリスクを極大化させ、それが不安の源泉になっているのです。
東日本大震災は、これまで大切にしてきたものが暴力的に奪われ、破壊される光景を私たちに見せつけました。
未来は不確実で、世界はかぎりなく残酷です。
明日は今日の延長ではなく、終わりなくつづくはずの日常は不意に失われてしまう。
しかしそれでも、私たちはそこになんらかの希望を見つけて生きていかなければならないのです。
今回はなかなか深いテーマでございます。
しかし、日本人としてどのようなリスクがあるのか?
今後どのような社会を私たちは生きることになるのか?
東日本大震災後の世界を生き延びる人生設計には、どんなものがあるのかということを考えることはこれからの未来を生きていくうえで極めて重要なテーマになってきます。
そういった意味で、本書は私たち日本人の人生に大きな影響を与える一冊となるでしょう。
ではでは早速本書の内容に切り込んでいきましょうか。
本日のお品書き
1.日本人を支配してきた四つの神話の崩壊
2.神話を奪われた世界での人生設計