勝手にIT系ニュースピックアップ！（2022年2月第2週）

御津島なつめ
2022/02/12 09:08

ご機嫌よう。IT系Vtuber、御津島なつめです。

北京オリンピックの競技、盛り上がってますね。メダリストの皆さんはもちろん、出場されてる選手の皆さんは、本当にすごいなって思いながら拝見してます。それだけに、判定や採点の曖昧さに結果が左右されがちなのは、ちょっと残念ですね。まあ、人間のすることですから、曖昧なこと自体は仕方ありません。ここはやっぱり、AI審判の登場が待ち望まれるところです。もうそろそろ、技術的に可能な辺りまで来てるんじゃないかなって思うんですけど、実際、どうなんでしょうね。教師データを準備するのは、ちょっと大変そうな気もしますね。

AIにコンピューターゲームの操作を学習させる研究は、結構幅広く行われてますね。大企業や研究所じゃなくても、個人で『スーパーマリオブラザーズ』をプレイするAIを作ってる方を、ニコニコやYouTubeでお見かけします。GTソフィーは、そういう研究の、ひとつの到達点だと思います。ただ、『グランツーリスモSPORT』には、普通にCPUが操作する車も登場しますし、私のような初心者にとっては充分手強いので、GTソフィーの凄さ、ゲーム画面を見ただけだと、ちょっとわかりづらそうですね。とにかく、今後ゲームにどう活用されていくか、楽しみです。なつめ的には、レーシングゲームも結構ですけど、スプラトゥーンシリーズのウデマエX級のAIに、つきっきりでコーチングしてもらいたいです。

それはそうと、『スプラトゥーン3』楽しみですね（唐突）！

番外編

Flutter for Windowsが正式版に、「Flutter 2.10」リリース。単一コードでiOS/Android/Web/Windowsアプリが可能に

2月7日。Dartのマルチプラットフォームフレームワーク「Flutter」の、最新版リリースのニュース。2.0でfor Webが正式版になったのに続き、for Windowsが正式版となりました。今後は、MacやLinuxへの対応も期待されます。

金(ゴールド)と連動する暗号資産「ジパングコイン」三井物産

2月7日。金現物価格に連動する、新しい暗号資産発行のニュース。デジタルアセットマーケッツで取引開始となる他、今後は他の交換業者でも取扱開始予定。投資対象としてだけでなく、将来的には、送金・決済機能も提供する計画とのことです。取引開始は2月17日から。

NEC、「スマートマスク」で消防現場DX。濃煙下でも救助活動

2月7日。NECが、ヘッドマウントディスプレイと、可視光・赤外線カメラを備え、指揮本部などとの、リアルタイムかつ双方向の情報共有が可能なスマートマスクなど、消防現場用ソリューションを開発した、というニュース。一部は既に実用化済みで、2023年までには、すべて実用化されるようです。

JR東日本、ステレオカメラで障害物検知。無人運転の開発加速

2月8日。ステレオカメラによる障害物検知というと、SUBARUのアイサイトがあるので、実用化されて久しいっていう印象ですけど、電車は自動車に比べて制動距離が長いため、カメラも専用のものを開発したりと、いろいろ大変だったみたいです。

三菱UFJ信託、円連動のステーブルコイン発行へ「プログマコイン」

2月9日。セキュリティトークン発行・管理プラットフォーム「Progmat」の利用者間トークン取引を、チェーン上で決済するために、ステーブルコインが必要となっているため、その提供に向けた活動が本格化される、というニュース。2023年度には発行が始まる感じでしょうか。

ドコモが“空飛ぶ電波中継局”の全国運用スタート　災害時でも即座にエリア復旧

2月9日。災害時に被災地上空へ飛ばせば、1時間でモバイル通信を復旧できる、中継器搭載ドローンの全国運用が始まった、というニュース。通信方式は3GとLTE、対応周波数はドコモの800MHzと2GHz。給電は、地上のバッテリーから有線だそうなので、運用中の見た目は、凧みたいな感じになるのかな？

【国内初】スマートシティ実現に向けて5Gを活用した自動配送ロボットの公道配送実証を実施

2月9日。損保ジャパンより。同社とティアフォー、川崎重工、KDDI、小田急など7者が共同で行っている、自動配送ロボットの実証実験についてのリリース。5Gを活用した、公道での遠隔監視を含めた配送実証としては、国内初だそうです。

インテル、オープンな命令セットを推進する「RISC-V 」に最高位メンバーとして加盟。RISC-VベースのFPGAチップも提供開始など、RISC-Vへのコミットを明確に

2月9日。CPUには、大きく分けて、CISCとRISCという二つの命令実装方式があり、歴史的に、両陣営は激しく競争してきました。インテルといえばCISCの旗手みたいな会社ですが、それがオープンなRISC規格「RISC-V」へ加盟した、というニュース。こちらの記事では、Apple M1シリーズなど、ArmベースCPUに対抗していくための戦略の一環ではないか、としています。

NTT東日本などの4社、ローカル5G技術などを活用した自動運転バス実証を実施

2月10日。NTT東日本、ティアフォー、KDDI、成田国際空港が共同で、空港制限区域内における、レベル4相当の自動運転バスの実証を行う、というニュース。今回は、課題抽出がメインとなるようです。

数十年かかる計算が数十秒に？　昭和電工、半導体素材の配合比率計算に量子インスパイア計算活用

2月10日。半導体は、素材の配合によって性能が左右され、その組み合わせは10の50乗通り以上あるそうです。そこから最適な組み合わせを見付けるための探索時間を、7万分の1以上に短縮できた、というニュース。使われたのは、富士通のデジタルアニーラというコンピュータで、量子アニーリングコンピュータから着想を得て開発されたものだとのこと。

GITAI、月面作業用ロボットローバーR1を開発、JAXA模擬月面環境での実証に成功

2月10日。GITAIより。模擬月面環境で行われた、走破性能や作業性能についての実証実験に成功した、というリリース。動作している様子が、動画で掲載されてます。とても可愛いので、必見です。

ドローン飛行の安全性を高める衝突防止自動管制技術を用いた実証試験に成功

2月10日。ACSLより。非管制区域で行われた、ドローンの衝突防止自動管制技術の実証実験についてのリリース。計画飛行中のドローンに、自動管制システムからの指令に基づいて回避行動を行わせ、その後、元のコースに復帰させる、という実験に成功したとのこと。

株式会社Borderless、建設業界のDXを促進するスマートヘルメットシステムCrossWareの実証実験を開始

2月10日。2020年から開発を行ってきた、建設業界向けスマートヘルメットシステムの、実証実験開始のリリース。元になっている技術は、同社のバイク用スマートヘルメットで、2014年からの蓄積があるようです。現在、実験への参加や運用テストを希望する企業を募集中。

撮影後記

動画の右肩に出してる画像は、プレスリリース掲載画像を使うようにしてるんですけど、ちょっと使いづらかったり、そもそも画像が無いときは、いらすとやさんとかでイラストをお借りして、自分で作ってます。今週は、かなりいらすとやさん頼りになりました。使いやすい画像がリリースに載ってると、それだけでちょっと嬉しくなるんですけど、良さげな画像を自作できたときも、それはそれで嬉しいです。

それではご機嫌よう。来週もよろしくお願いします！