1週間日記が金曜日に始まってもいいと思う。
■12月2日(金)
定期が切れていたことに改札に入る前に気づき購入。通勤時間は『LOCUST』の福島特集を読む。通勤電車の中だけでしか読んでいないので捗らない。前職のときは30分ほど同じ電車に揺られていたので乗り物酔いをしない限りは読書ができていたのだけれど最近は15分も乗っていないのでなかなか進まない。通勤電車用の本というのを決めていたのだけれど、それだと1冊読むのにどのぐらいかかるかわからないので読書の仕方を見直すべきか。
昼職のひとたちと珍しくランチに行ってうどんを食べる。ほっとするひとときでなかなか良かった。書くわけにはいかないことなどいろいろと聞く。さいきんたいていのことにはびっくりしないのだけれど、たいていのことにびっくりしなくなる前にきいたらびっくりするようなことを聞いたのでびっくりする。
■12月3日(土)
10〜19時まで仕事。さいきんこの時間の仕事のことは「軟禁されている」と言うことにしている。毎日何をしたかメモをしているのだけれど(バーチカルっぽく書いている)今までは10〜19時「就業」としていたのを「軟禁」と書いている。私用のスマホをみるなどもってのほか、何もかも制限されているので、これは軟禁だろうと考える。ナポリタンを食べながら、「純白のドレスにはたくさんの返り血」と口ずさむ。
帰宅中、「週刊 宮崎智之」の通知が届いたので読む。ライター・宮崎智之さんから毎週送られてくる無料のニュースレターで、エッセイや読書日誌、宮崎さんの愛犬はもちろん、カルチャーやイベントなどの情報が目白押し。とてもおもしろいので心待ちにしているというのは言いすぎなのだけれど、「あ! 届いた!」というワクワクする気持ちをいつもいただいている。ありがとうございます。
■12月4日(日)
きょうもきょうとて軟禁生活を送る。夜はホワイヨンで餃子とおかゆを食べた。おいしい。休み族のような人たちがわらわらしていたので何事かとおもったが、そういえば日曜日なのだと気づく。すっかり曜日感覚がなくなって、この「7日間日記」も定着したら毎週金曜日から始まることになる。とても自分らしいと思う。とても眠くて早めに床につく。
■12月5日(月)
2023年上半期のしいたけ.占いを読むがピンとこず。いつもは驚くほどあたっているような勘違いが炸裂していたが、冷静の眼で読んでいたからか何もピンと来なかった。所詮占いは占いである。わたしは占いに頼らず生きていくことにした。もう月曜日のしいたけ占い.を読むのもやめる。さようならしいたけ. わたしはあなたを卒業します。
月曜日は北村早樹子日記が更新されるのでそれを楽しみにしている。軟禁前に更新通知がくるととてもうれしく、全部読んでから軟禁場所に行くことにしている。こんかいの日記はとても素敵で、和歌山の喫茶店めぐりや「まほうえん」でのお話がとてもよかった。しぜんと口角があがっていいスタートがきれたので、Facebookにもリンクをはり「とてもよかった」と投稿した。
軟禁先では何事もなく眠くなりながら終業。
■12月6日(火)
休み。天気があんまりだったのでコインランドリーに行き、やはり通勤電車の中だけではまるで読み終わらないので『LOCUST』を読みながら洗濯・乾燥を待った。単純なのでサンショウウオにふれたくなったり桃を食べたくなったりする。福島は祖母のふるさとでもあるので馴染み深いような気もするが、旅行したのが高校生だか大学生だかのころだったのでどこに行って何を食べたのか、すっかり忘れてしまった。また行きたい。
お昼は大戸屋で魚を食べた。さいきん、大戸屋に行き過ぎている。
3時間ほどコミュマネの教科書づくりの作業をして、仕事とは関係なく急に涙がこぼれてきてしまうぐらいのメンタルに。心が悲鳴をあげているのかなんなのかよくわからなくなり、おとなしく部屋に帰ると更に号泣する。よくわからないので横になり、まぶたが腫れたら嫌なのでめぐりズムをして眠ろうとしたが、樋口恭介氏の『何もかも理想とかけ離れていた』を読んだらとてもよくて何もかも忘れてよく眠れた。
樋口恭介氏がさいきんTwitterで、著書である『未来は予測するものではなく創造するものである』のタイトルそのものを「でも、未来は予測するものではなく創造するものだからなぁ、」とかつぶやいており、これはよく考えてみると魔法の言葉なのでは……と思ったので私も声に出してつぶやいてみた。なにかあったら「未来は予測するものではなく創造するものだからなぁ…」とつぶやいてみることに決め泣くのをやめた。
■12月7日(水)
安定の軟禁。あんまり元気がないがパスタを食べる。食欲があるから大丈夫。夜はヨガに。わたしはたぶん、ヨガというより先生が好きで通っているのではないかと思い始める。いや、ヨガで体を動かしてリフレッシュしたりするのはよいことなのだけれど、先生ありきのような気がしてくる。ここちのよい先生。とてもすきだ。メンタルが弱っているので何回も涙が出てきて困った。「未来は予測するものではなく創造するものだからなぁ…」とつぶやいて泣くのをやめたとか言っている場合ではない。涙は勝手に出てくるものである。汗のふりをしてタオルでぬぐったのだけれど、レッスン後に先生が「少しは疲れがとれましたか?」と声をかけてくれて、また泣きそうになってしまった。必死に我慢して帰宅。
帰宅後ぼんやりしていたら命の電話がかかってきたので救われた。勝手にありがとう。
■12月8日(木)
『原宿いやほい』だけを聴きながら通勤。片手に『LOCUST』。まだ読み終わらないがもうすぐ読み終わりそう。わかしょ文庫さんのことが好きなのだが、わかしょさんの読み物を読んでいると相撲に興味が湧いてくる。ちいさいころは相撲をよくみていたように思うし、両国にぎわい祭りで力士がつくったちゃんこ鍋を毎年食べたりしていたし、まったく興味がないわけではないからか妙に気になり始めている。でも、テレビを置いていないのできっとそこまで観ないのだろうとも思う。
軟禁終わりにまっすぐ帰ろうとおもったが、急にカレーがたべたくなって初めての店へ。とてもおいしかった。悲しいことがあったときや、元気をだしたいときにまた行こうとおもう。
わたしは大丈夫。食欲があるから。