今回は頭痛の原因の一つである瘀血の頭痛について書いてみたいと思います。
この瘀血ですが、
・冷え
・ストレス
・不摂生
などがあると血の流れが滞り
そして体内に古い血となって残ってしまうことです。
この瘀血は肩こり原因の一つであったりします。
東洋医学などで良い言葉がありまして、
・不通即痛
・不栄即痛
というのがあります。
不通即痛は気・血などが滞り通じていなければ痛むということです。
特に血が滞っている場合は痛む部位が固定的になります。
ズキズキと痛むことや針で刺したような鋭い痛みであることが多いです。
不栄則痛は、虚の症状になります。
こちらは気・血などが不足した状態で起こります。
体の栄養不足で起こるのでじんわりした痛みであることが多いです。
今回は瘀血の頭痛をテーマとしていますので、
ズキズキと痛む、痛みが強い頭痛についてになります。
瘀血が原因である場合先ほど書いたように痛む場所はいつも固定です。
そして痛みが強い。
この場合は瘀血を除去することで頭痛を治すのですが、
この瘀血は改善するのにとても時間がかかるものの一つです。
瘀血を治す代表方剤としては、
桂枝茯苓丸などになります。
ただ此方の方剤は特に血の方に作用するので妊娠を希望される方や、
妊娠されている方は絶対に飲んではいけない漢方になります。
桂枝茯苓丸に含まれる、
桃仁が活血化瘀の作用で血行を促して瘀血を除去してくれます。
他にも鬱金、紅花や丹参なども活血化瘀の作用があります。
こちらの頭痛に関してはすぐに治るというものでもないのでかなりの時間を要することになります。
瘀血を治すことによって結果として頭痛が無くなる感じでしょうか。