ども、Pockyです。
ビットコイン6万ドル突破!おめでとう!
そんな中ALISは...。(( _ _ ))..zzzZZ
今回は、ALISの価格にも大きな影響を与えるトークンのインフレについて考えてみました。
◆ トークンの新規発行率
◆ 総供給量の推移
◆ 他の通貨のインフレ防止策
◆ まとめ
何を隠そう、$ALISはインフレ通貨です。
発行上限はありません!
供給量の増加によって、トークンの価値は相対的に下落していきます。
ホワイトペーパーによれば、「トークンの年間新規発行率は、ALISウォレットの総量の50%」で、これは、「総供給量の10%程度になる」と言われています。
言い換えるとALISトークンは年10%の複利で増加していくというわけです。
そしてその分、相対的なトークン価値は下落していきます。
一方、ホワイトペーパー内の試算では、トークン価格はユーザー数の増加に比例して上昇するとされています。
steemitの前例から考えてもおそらくこの仮定は正しいと思いますが、あくまでそれは短期間に絞った場合の話です。
複利的なトークン増加によるインフレ効果は、期間が長くなればばるほど顕著になるからです。
また、ユーザー数の増加には限度がありますが、トークンの増加は青天井です。
長期で考えた場合、いずれどこかで需要を供給が上回り、価格崩壊を起こすことが懸念されます。
$ALISのインフレ率を年10%と仮定し、総供給量の推移を計算してみました。
(ALISは未だβ版のため、現在までの実際の配布量はこの表の通りではありません。)
ALISの初期供給量は7250万枚です。
トークン数は5年目に1.5倍となり、10年目には2.4倍となります。
さらに20年目には6.1倍、30年目には15.9倍となります。
この表をグラフにすると以下の通りです。
このようにALISトークンは、指数関数的に増加することになります。
この増加スピードがどれほどトークン価格に影響を与えるかは分かりませんが、少なくとも永久に持続可能なロジックではないと思われます。
では、報酬ロジックを持つ他の仮想通貨は、この問題にどう対処しているでしょうか。
例えばビットコインはマイナーに対してマイニング報酬を与えていますが、BTCの発行上限は2100万枚と決められています。
そこで報酬の量を予め設定し、「半減期」を設けることで、経過とともに報酬を減らしていく仕組みを取っています。
一方、イーサリアムには発行上限がありません。
現在のインフレ年率は約5%です。
しかし、ガス代の一部をバーンする案(EIP-1559)の採用や、ブロック報酬の仕組みをPoSに移行するアップデート(Ethereum2.0:Casper)などが予定されており、着々とインフレ防止対策が進んでいます。
ALISのモデルとなった「Steemit」が発行するSTEEMトークンは、当初年間100%のインフレ率でした。
しかしコミュニティーからの要求により、2016年12月にはインフレ率9.5%に引き下げられ、さらに毎年0.5%ずつ減少するロジックに変更されました。
このインフレ率は最終的に0.95%まで下がる予定です。
ALISの配布ロジックは、トークンが年10%の複利で増えていくため、将来的な価格維持が難しくなっていくことが予想されます。
ALISホワイトペーパーでは、「インフレ率をSTEEMよりも抑えることで長期的なプラットフォーム維持を実現している」と述べられていますが、STEEMは既にALISのインフレ率を下回るロジックに改善されています。
ホワイトペーパーでは一方で、「トークンの配布量やロジックは、プラットフォームの発展に伴い変更すべきである」とも書かれているので、インフレ率の改善も視野にはあるようです。
インフレ防止策の実施は、早ければ早いほど効果が高いです。
$ALISの価格を維持・上昇させるためには、トークンに付加価値を与えるだけでなく、根本的に$ALISの希少価値を高める早期のロジック変更も必要ではないかと思います。
いいね・コメント・投げ銭
ありがとうございます。✨
よければTwitterフォローも
お願いします。^_^