こんにちは、Pockyです。
2021年2月1日に発生した仮想通貨XRPリップルの暴騰と暴落、その原因となったPUMP計画の一部始終のまとめです。
◆ Pump(パンプ)&Dump(ダンプ)とは
◆リップル(XRP)PUMP計画の概要
◆ 暴騰、そして暴落へ
◆ 国内取引所の混乱
◆ まとめ
Pumpとは、情報操作などによって特定の銘柄の価格を押し上げること。
Dumpは、Pumpによって値上がりした銘柄を売り抜けることです。
そしてこの一連の流れをPump(パンプ)&Dump(ダンプ)といいます。
メッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、 海外投資家勢によって「XRP PUMP」グループが作成され、「2/1の日本時間22:30に仮想通貨XRPリップルのPUMPを実施しよう」という計画が立てられていました。
今回の計画は、PUMPというワードのみが注目されがちでしたが、無論目的はその後のDump(売り抜け)です。
しかしそんなことは杖知らず、ただXRPの価格上昇に期待して参加したリップラーも多いことでしょう。
多くの人がこのリップル祭りを「#xrppump」のハッシュタグとともにTwitterで呼びかけ、その結果なんとテレグラムグループの参加者は20万人を越える盛況となりました。
「XRPが買われて価格が上がる!」
そうとなれば参加者が考えることはただひとつ。
価格が上がる前に我先にとXRPを買い集めます。
これにより、約束された時刻を待たずリップル価格はみるみる上昇。
定刻の2時間半前、日本時間20:30には0.75ドルの高値をつけました。
そしてここから裏切り合戦が始まります。
まだPUMP予定の時刻にすらなっていないのに突如売られ始めるリップル。
こうなると今度は、我先にと一斉にXRPの投げ売りが起こり、価格は一気に暴落。
まさに、最後まで持ってた人が負けという爆弾ゲームです。
この暴落によりリップルを取り扱う国内取引所でも混乱が起こりました。
Coincheck(コインチェック)では、暴落を受けてXRPの売却を一時禁止に。
おそらくカバー先の買い板がなく、売り注文を抱えるリスクを避けるための苦肉の策と思われますが、当然の如くユーザーからは大批判を浴びました。
また、GMOコインでも買い板の枯渇による大量ロスカットが発生。
GMOだけXRP/JPYで20円という異常な安値をつけ、不遇のロスカットにあったユーザーが続失しました。
以上が今回のリップル騒動の一連の流れです。
そもそも今回のPUMPはリップルの価格上げを目的としたものではなく、これによる売り抜けを目的としたものであったということです。
損失を被ったリップラーの一方、ショートで大きく利益を出したトレーダーの方々も多かったようですね。
もしまだXRPを手放せず持っている人がいたら...諦めたほうがいいかもしれません。
いいね・コメント・投げ銭
ありがとうございます。✨
よければTwitterフォローも
お願いします。(^○^)