この本の要旨は
である。喪男とは要は女性にモテない男性のことで、イメージとしてはブサイクでオタクで陰キャラで貧乏である。
この本では歴代の哲学者たちが、自分のモテない理由や性欲を正当化し、辛い現実(三次元)と脳内(二次元)を関連付け、理論化しようとしたかを喪男的な視点で説明しようとする。ブッダはハーレムの魔の手から自身を護衛しようとして解脱を試み、ソクラテスは外見も見た目も喪であり、キリストは神は脳内(妄想)にいると説いたという。
この本の恐ろしいところは、なんとなくその理屈で納得してしまう自分がいることである。というかもはや哲学者をそういう視点でしか見えなくなりそう。実際イメージが変わってしまった。