

2026年に予定されているSpaceX、OpenAI、Anthropicの大型上場。この3社の公開前株式をIPOで取得しようと試みる方は、世界中に大勢いることでしょう。執筆者の私も、その一人でした。しかし今、執筆者は少し考え方を変えつつあります。もう少し経過した時に株式を買おう。そう自分の中で方針が固まりつつあるのです
なぜそう思うのか。今回はその理由を、執筆者自身の投資方針とともに語りたいと思います
※本稿では、特定の銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。投資は自己責任が基本です。また執筆者自身の主観であり、未来を保証するものではありません。皆さんもどうか、他人の情報に振り回されることなく、自分自身の基準を持って投資と向き合ってください
執筆者の投資における基本は、常に長期運用を前提とした資産運用です。株式を購入する際には、その判断の根拠となる情報を必ず確認するようにしています。上場した企業は、株式の利益を基に資金調達などの法人活動を活発にします。そして株式を購入した方々は、当然ながら株主となります
ここで重要なのは、株主の構成です。株主は必ずしも個人投資家だけで成り立っているわけではありません。年金を運用する国家機関や、年金保険を販売する保険会社も株主の一部です。これらいわゆる機関投資家は、雇われ投資家とも呼ばれます。資産運用会社やファンドに属する投資家も、同じ性質を持つと言えるでしょう
彼らは労働時間を利用して資産を大きくさせるため、利益追求型の積極投資を行います。一般の人が同じような積極投資をしようと思っても、客観的に見てよほどの知識と経験を持つ方々でなければ難しいのが現実です
私たちのような個人投資家は、自身の資産を減らさないようにしながら、限られた時間の中で投資活動をしています。一方の機関投資家は、資産を減らさないための努力と専門知識を基に活動しています。しかも彼らは顧客から預かった資産を元に投資を行っているため、当然ながら民間資格や国家資格を保有しているケースがほとんどです
つまり何が言いたいのか。短期的な利益を確度高く狙えるのは、機関投資家のような専門資格を保有する方々だけです。逆に私たち個人投資家は、短期ではなく長期を狙って地道に利益を積み上げるしかありません。これはこれまでの市場の動きを客観的に分析した結果であり、そして執筆者自身が主観的にそう信じているからでもあります
長期運用をする上で、執筆者が最も重視している基準の一つが配当の有無です。配当とは、企業が事業で得た利益の一部を、保有している株式の数に応じて株主に分配するお金のことを指します。銀行の普通預金で利息を得るような仕組みとは全く異なります
これから大型上場するSpaceX、OpenAI、Anthropicが、株主に配当を行うかどうか。執筆者自身の主観的な見解を率直に述べたいと思います
まずSpaceXについては、少なくとも配当が出ないのは間違いないと考えています。SpaceXはテスラを創業したイーロン・マスク氏の企業であり、テスラのこれまでの配当実績を客観的に見ても、テスラは一度も配当金を株主に分配したことがありません。テスラは利益をすべて事業の成長や設備投資、研究開発に再投資する成長企業の方針を貫いているからです。同じ姿勢はSpaceXにも引き継がれると見るのが自然でしょう
次にOpenAIです。世界シェア1位のSaaS型AIとして知られるOpenAIは、ライバルであるAnthropicやGoogleが本腰を入れるきっかけを作った、いわゆるファーストペンギン的存在でした。OpenAIが配当金を株主に分配するかどうかについて、最初は行わないかもしれません。しかし少なくとも将来的には、配当を行う確率は高いと執筆者は見ています
その理由は、OpenAIを創業したサム・アルトマンCEOの別の活動にあります。彼は暗号資産WLDに参画する実業家の顔も持っており、WLDはワールドアプリ経由でWorld IDを登録した個人に対し、一定期間の暗号資産を配布しています。これはUBI、つまりユニバーサル・ベーシックインカムと呼ばれる考え方に基づくものです。このような思想を持つアルトマン氏が率いるOpenAIが、株式上場後に株主への配当を実施しないとは、執筆者にはどうしても考えにくいのです
最後にAnthropicです。正直なところ、はっきりしたことは言えません。Anthropicは多くの著名企業からの出資を受けていますが、株式上場と同時に配当金を出すという方針を示すかどうかは、今後の取締役会や株主総会で決まるのだろうと思います。ただ執筆者の主観としては、SpaceXと同様に、Anthropicも株主への配当を出さない確率が高いと見ています
これらのことを踏まえると、3社のうちSpaceXとAnthropicはキャピタルゲインを主とする投資対象だと言えます。IPOで取得し、値上がり後の売買益を狙うのが基本的な戦略になるでしょう
しかしOpenAIだけは事情が異なります。インカムゲイン、つまり配当収入を狙うことが期待できる可能性が比較的高いからです。長期運用を前提とする個人投資家にとって、定期的な配当を受け取れるかどうかは非常に大きな意味を持ちます
執筆者の結論はこうです。キャピタルゲインを狙うならSpaceXとAnthropic。インカムゲインを狙うならOpenAI。このように明確に分けて考えることが、これからの時代を生きる個人投資家にとって、賢い選択ではないかと執筆者はそう思うのです
文・編集:執筆者 https://alis.to/users/Shozao-web











