

岡山県の県都・岡山市がシェアサイクル「ももちゃり」をドコモ・シェアサイクル仕様の『シン・ももちゃり』に生まれ変わることが決まりました
しかし、ドコモ・シェアサイクルは、初心者殺しの仕様となっていて、最適化されたとは言え、以前のももちゃりよりも改悪した内容と言えます
そして、シン・ももちゃりに生まれ変わっても、クレジットカードを持たず、プリペイドカードや銀行口座から直で引き落としのデビットカードを使っている人々が急増しています
そこで今回、クレジットカードなしの利用者がシン・ももちゃりを利用するにはどうすれば良いのかを解説しようと存じます
ももちゃりは、県都・岡山市が実施しているシェアサイクル事業です
そんなももちゃりが老朽化を理由に令和8年3月18日からドコモ・シェアサイクル仕様の『シン・ももちゃり』に生まれ変わります(旧式ももちゃりは令和8年1月末に終了)
岡山市が公開した資料によれば、基本的にドコモ・シェアサイクルを基準として使用するものの、岡山城・岡山後楽園などの観光需要が多くあることから、シェアサイクルであっても1日使用を想定した『観光プラン』の提供を進めていきます
しかし、短時間利用者も想定していることから、30分165円で提供。決済手段をクレジットカード、d 払い、デビットカ ード、GooglePay、ApplePayなどで支払えるようにするとしています
シン・ももちゃりは、岡山城・岡山後楽園などの観光需要が多くあることから、シェアサイクルであっても1日使用を想定した『観光プラン』の提供を進めていますが、クレカなしの利用者がシン・ももちゃりを利用するには、具体的にどのような方法で利用すれば良いでしょうか
その真実を知るためには、既に展開を開始している「高松市」を見れば分かります
高松市は既にドコモ・シェアサイクル仕様の『さぬきシェアサイクル』を実施しています。基本は、ドコモ・シェアサイクルですが、周辺に栗林公園、玉藻公園、仏生山温泉などの観光需要があることから、さぬきシェアサイクルに【1日パス】の提供をしています
さぬきシェアサイクルの1日パスの利用料金は1980円。1時間82.5円の計算です
1日パスの購入には、ファミリーマートの『マルチコピー機』とセブンイレブンの『マルチコピー機』で支払いを済ませる必要があります
まず、駅前などに集中するセブンイレブンの場合です
セブンイレブンでは、マルチコピー機でドコモ・シェアサイクルの1日パスの発券を済ませると、30分以内にレジで決済を終了させないといけません
セブンイレブンのマルチコピー機で発券された1日パスは、以下のお支払い方法が用意されています
セブンイレブン【マルチコピー機で発券されたモノ/お支払い方法】
・現金(硬貨のみ【10円、50円、100円、500円】)
・nanaco(電子マネー「nanaco」、nanacoモバイル、ApplePayのnanaco)
お持ちの決済手段が「クレジット、デビット、プリペイド」の3種類のブランドカードしかない場合、セブンイレブンの利用は不向きです
それに対し、ファミリーマートのマルチコピー機の場合、以下のお支払いを用意しています
ファミリーマートのマルチコピー機【チケット/お支払方法】
・現金(硬貨のみ)
・ファミペイ
・クレジットカード(デビット、プリペイドも含む)
・JCBプレモ
ファミリーマートは、セブンイレブンよりも便利なお支払い方法を用意しており、お手持ちの決済手段がクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードであっても、ファミリーマートのマルチコピー機を使用することができます
支払いに対応するブラウンドカードは、以下のとおり
・アメリカンエキスプレス:タッチ決済可
・VISA:タッチ決済可
・MasterCard:タッチ決済可
・JCB:タッチ決済可
・ダイナーズクラブ:タッチ決済可
・ディスカバー:タッチ決済可
・UnionPay(銀聯):タッチ決済不可
・楽天カード:タッチ決済不可
UnionPayと楽天カードだけはクレジットカードのタッチ決済には非対応であるものの、アメリカンエキスプレス、VISA、MasterCard、JCBと言った大手クレジットカードブランドとダイナーズクラブ、ディスカバーのタッチ決済にも対応しています
最適な支払い方法
・現金主義、ICカード支払い:セブンイレブン(nanacoをお持ちの全ての方)
・キャッシュレス派:ファミリーマート(クレジット、デビット、プリペイドを含む)
今回の投稿をふりかえります
岡山市のシェアサイクル「ももちゃり」が令和8年度からドコモ・シェアサイクル仕様の「シン・ももちゃり」へと刷新します
今回の刷新は老朽化への対応という側面がある一方で、システムが全国標準のドコモ仕様に準拠することで、従来の使い勝手から変化が生じる「改悪」とも取れる側面を孕んでいます。とくに、観光需要を見込んだ1日パスの運用については、デジタル完結が難しいクレジットカード非保持層にとって、事前の支払いプロセスが利用のハードルになりかねないという懸念があります
先行事例である高松市の「さぬきシェアサイクル」の運用を参考にすると、クレジットカードを持たない利用者が1日パスを購入するためには、セブンイレブンやファミリーマートのマルチコピー機を活用する「物理的な発券プロセス」が鍵となります。しかし、ここでもコンビニチェーンによって対応力が異なる点には注意が必要です
セブン-イレブンでは現金やnanacoによる決済が主軸となり、ブランドカード決済には不向きな側面がある一方、ファミリーマートでは主要な国際ブランドのタッチ決済に加え、デビットカードやプリペイドカードまで幅広く受け入れています
このように、キャッシュレス派であっても自身の所有するカードの種類に応じて適切な窓口を選択する必要があり、新システムへの移行後は「どこで、どう支払うか」という事前の知識が、スムーズな利用を左右する重要な要素になると言えるのです
今回は、岡山県の県都・岡山市がシェアサイクル事業『ももちゃり』をドコモ・シェアサイクルの仕様へと刷新することが決まり、令和8年度から利用開始します
ドコモ・シェアサイクルは、後払い決済手段を持つユーザーとドコモ回線を保有するユーザーには好評であるものの、NTTドコモ以外の携帯電話回線やデビットカード、プリペイドカードしか持っていないユーザーからすれば悪評です
この決定プロセスには、岡山市コミュニティサイクル事業実施条例第9条が大きく関わっており、この条例に則って、岡山市のシェアサイクル事業が決まるカタチです
当然、自前でシェアサイクルを用意し、市の予算の範囲内で収支を求めていけば良いものの、今回のドコモ・シェアサイクルに決まったことは、はっきり言わせて『ももちゃりの大改悪』と言わざるを得ません
しかし、一時利用にコンビニが使えることでももちゃりの改善に一役買うのは確かであるものの、ドコモ・シェアサイクルは全国各地に点在しており、どれも1日パスに大きな価格差があります
シェアサイクルを運営するにあたって、NTTドコモのシェアサイクル事業が採択されたことは、岡山市に住まれている方々は自前で自転車を調達し、自分で自転車を利用した方が明らかに安上がりです
岡山市外かつ観光目的であれば、ドコモ・シェアサイクルを利用するのはアリであるものの、1日パスをどこで買うのかを事前に明確化することを怠らないよう、気をつけてください
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました











