


『男子ならだいたい古文書のことは好きにゃ、有名どころを紹介させて欲しいにゃ』
1912年イタリアにて、解読することが難解な古文書が発見される。厳密には既に発見されていたのですが、誰も見向きもせず寺院の書庫に眠っていた。それを、アメリカの古文書収集家であるウィルフリッド・ヴォイニッチにより再発見され、所有者から購入しそこから陽の目を見るようになる。

『手稿の名前の由来は、このヴォイニッチさんにゃ、安易とか言わないにゃ』
このヴォイニッチ手稿、英語でもドイツ語でもギリシャ語でも無い記号のような見たこともない文字と、これまた何を元に描いているのか定かではない絵が一緒に書かれている。量にして、羊皮紙で240ページにものぼる。



『文字だけの古文書でもわくわくするのに、またこの奇妙奇天烈な植物や宇宙の絵がわくわくさせるのにゃ』
2011年 アリゾナ大学による放射性炭素年代測定で羊皮紙は、1404年から1438年ごろの物と判明。おそらく、書かれた時期はもう少し後の可能性もあるとのこと。
解読にあたり元米軍の暗号の天才と言われたウィリアム・フリードマンをはじめ様々な有識者が解読に挑戦したがはっきりとした解読にまで至らなかった。
そして、近年ではベッドフォードシャー大学のスティーブン・バックスが描かれている植物は、アラビア語またはヘブライ語その他の中東の言語を手稿中の文字の出現パターンに当てはめる方法で、ヴォイニッチ手稿の一部解読に可能だという論文を発表。
2018年、カナダの電気技師・アメット・アーディックがトルコ古語に似ているという説をジョンズ・ホプキンス大学に論文として投稿。研究と調査が続いているそうです。別の機関でAIを活用した解読研究も進んでいます。
(参考 Wikipedia)
上の添付画像を見てもらうとわかるように最初にヴォイニッチ手稿を見たときは誰にも文字が分からず、更に絵も何を描いているのかわからない。そんなことってあるの?とわくわくしたことを覚えています。まるで異世界やパラレルワールドへ行った人物が書き残したもののようで妄想を掻き立てられました。もしくは、異世界から来た人が持っていたものかもしれない。はたまたタイムトラベラーが残した?これはとんでもない世界の真理が隠されているのでは?と……。
ただこの調子で研究が進めばおそらく大したことない真実が明かされるだろうなぁと複雑な気持ちです(笑)
『真実を知りたい気持ちとゾクゾクするようなロマンを望む気持ちのせめぎあいにゃ』
ちなみにこのヴォイニッチ手稿はDropbox上にアップロードされており、誰でもダウンロード可能です。ぜひ見てみて下さい。
https://www.dropbox.com/s/8bz5dxxd2u4gg2x/Voynich%20Manuscript.pdf
◼️春のオカルトまつり












