こんばんは。
普段から宇宙などに興味関心のある方々ですと、既に知られていると思います。
先日2月14日に火星無人探査機オポチュニティが任務終了しました。
普段は興味のない方もオポチュニティという名前は聞いたことがあるとでしょう。NASAによるマーズ・エクスプロレーション・ローバープログラムという作戦の中で使われた探査機の名前がオポチュニティといいます。
オポチュニティばかり名前が出てきて知名度がありますが、この一連の作戦の中で使われた探査機はオポチュニティを含め、2台存在しておりオポチュニティは双子でした。もうひとつの探査機の名前はスピリット。このオポチュニティという名前は機会とか好機意味するそうです。
いい名前ですね。
ちょっとオポチュニティって書きすぎてゲシュタルト崩壊してきました。割とすぐゲシュタルトが崩壊しがちです。クイズ番組で漢字の問題とか出るとすぐ崩壊します。(聞いてない)
2003年に打ち上げられたオポチュニティ達は、6ヶ月かけて火星を目指し2004年1月25日午前5時頃に火星へと降り立ちました。
ミッションの目的は約90日程度で*火星の水の痕跡の発見*でした。90日?って思いますよね!
このオポチュニティは、当初の計画を良い意味で裏切り続け先日の任務終了まで火星の地表を走り続け探査しまくりました。
なんと15年間も!宇宙のことに割と興味あるほうですが、15年間も火星にいたとは少し驚きましたね(笑)地球にいた時間の方が間違いなく短いですよねオポチュニティ。
15年間もいたもんですから、その間に様々な困難がオポチュニティを襲います。砂丘にタイヤを取られ動けなくなってり、アームがおかしくなったり、搭載しているコンピューターがおかしくなったり……と。そりゃあ15年もあれば色々あるもんですよね。地球上だって色々あるのに火星の過酷な環境ならなおさらでしょうね。そんなこんなで、走り回ったので2014年7月オポチュニティは走行距離40kmを達成し、これまでの記録を持っていたルノホート2号の記録を抜かして、41年ぶりに地球外の走行距離記録を塗り替えた。ちなみに、このルノホート2号は1973年にソ連が打ち上げた月面探査車です。
そして、2014年1月23日、オポチュニティはついにスメクタイトという鉱物を発見します。
このスメクタイトは水によって生成される鉱物だそうで、この鉱物が存在しているということはかつて火星には水が存在していたという事実が明らかになりました
そんな数々の偉業したオポチュニティですが、2018年6月 大規模な砂嵐の影響で通信が途絶えます。太陽光パネルによる発電で動いていたオポチュニティはパネルに大量の砂埃が被ってしまうと太陽光をうまく受けられず発電することが出来ないのです……。通信途絶以降もNASAは通信を送り続けました。砂埃が風で飛ばされれば発電を再開することが出来るという望みにかけて。通信回数は実に数百回、千回以上にも上るそうです。しかし、オポチュニティからの反応は無く2019年2月14日にオポチュニティへの通信は打ち切り、任務を終了しました。
なんだかこう…寂しい気持ちがさわさわ〜っとして来ますが、こればかりは仕方のないことですよね。むしろ15年間も稼働し続けていたことの方が奇跡とも言えます。
あ、相方のスピリットは2009年に停止しています。
オポチュニティやスピリットでのノウハウや知識などが現在も稼働中のキュリオシティなどに受け継がれて新たな偉業に繋がるのだと思います。
ありがとうそしてお疲れ様でした。
https://alis.to/SoraichiDesU/articles/KWyV4kx9L494
https://alis.to/SoraichiDesU/articles/3dyYBNPWmB8X