利回り12%以上も！？直近でシリーズA調達を受けたブロックチェーンスタートアップ50社ひとまとめ

Weekly 50 Startups - 世界中の最新＆ニッチスタートアップを毎週50社お届けするニュースレターの抜粋記事です。

今週から世界中のニッチかつ面白いスタートアップを領域ごとにランダムに50社配信するニュースレターを開始しました。

今週のスタートアップはシリーズAのブロックチェーンです。

とても興味深かったのは、グローバルではよりディープな技術的側面がクリプトスタートアップにおいて重視されているという点と、より仮想通貨のエンドユーザーへの参入障壁を下げようとするスタートアップが増えているという点です。

動向として、セキュリティー関連の企業や、ブロックチェーンゲームに付随するような形で発展していきそうな周辺市場のクリプト企業が増えています。

そして1社も日本企業がありませんでした。残念。

では早速いきましょか。

１、CoinTracker

暗号資産の運用ポートフォリオと税金をシームレスに管理できる。 

🌍CA,アメリカ

💰$100,000,000

📅2022/01/27

👥Y Combinatorなど

【誰の】

暗号資産を複数運用している人々の

【どんな課題を】

税金の額やより投資されている人気の暗号資産がわからないという課題を

【どのように】

税の計算・流通額を可視化し一元化されたモバイルアプリで解決する。

【日本で展開するにはどうか？】

既存の国内の仮想通貨アプリは自己判断で税金や投資銘柄を選ぶ必要があるがその意味では参入余地がありそう。

【備考】

確定申告をやって感じたのだが税金の計算ほどめんどくさいものはない。いわば仮想通貨版のfreeeといったところか？

２、Everyrealm

メタバース不動産領域における開発者＋投資家。

Everyrealm | Leaders in metaverse innovation and developmentEveryrealm is one of the most active players in the metaverseeveryrealm.com

🌍NY, アメリカ

💰$60,000,000

📅2022/02/10

👥Lil Baby(ラッパー)、Andreessen Horowitz、Coinbase Venturesなど

【誰の】

メタバース内での不動産を運用したい者の

【どんな課題を】

そもそも不動産の運用・土地活用が不明でエコシステムに参加できないという課題を

【どのように】

投資・開発・ゲーミングなどの包括的なサービスで解決する。

【日本で展開するにはどうか？】

そもそも日本では仮想不動産投資はまだ加熱化していない気がするから余地しかない。

【備考】

A16ZやCoinbase Venturesなど名だたるVCが名を連ねる。メタバースは騒がれているが不動産の運用・開発に主軸を置いたビジネスモデルは2022年2月現在ではまだ競合が少ないと思われる。

３、Qredo

高速で安全な仮想資産の移動を実現する。

Qredo - Radical New Crypto InfrastructureQredo is a cross-chain protocol for asset managers and traderwww.qredo.com

🌍ロンドン,イギリス

💰$80,000,000

📅2022/02/04

👥Coinbase,gumiなど

【誰の】

暗号資産を日常的にトランザクションする者の

【どんな課題を】

既存のウォレットでは送金が遅く資金の移動が難しいという課題を

【どのように】

MPCプロトコルという独自の計算ツールで速度向上させることで解決する。

【日本で展開するにはどうか？】

SOMPOが保険を代理していたりGumiが出資しているので国内市場への転化は比較的容易か？

【備考】

すべてオープンソースネットワークだと言う点も参入障壁を下げる理由になっていそう。 ただ他にもインターオペラビリティーを実現するサービスは多数あるからどの点が明らかに違うのかを分析したら面白そう。

４、Axie Infinity

アクシーというキャラの収集育成戦闘を行うブロックチェーンゲーム

Axie InfinityJoin the blockchain gaming play to earn revolution with Axieaxieinfinity.com

🌍ホーチミン、ベトナム

💰$7,500,000

📅2021/05/11

👥500 Startups,Mark Cuban等

【誰の】

楽してお金を稼ぎたいと思う者の

【どんな課題を】

これまでのPlay-to-Earnでは対処できなかった収益性という課題を

【どのように】

育成・マーケットプレイス・手軽さによって

【日本で展開するにはどうか？】

少し前に日本でばずった気がするがそれっきりめっきり話を聞かない。

【備考】

インドネシアのどこかの村がアクシーインフィニティーで生計を立てているらしい。 だがプラットフォームに依存する以上それも長くは続かないだろう。面白い考察→https://www.column.erizo.co.jp/nft/play-to-earn-naul/

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