とにかくやってみる。という瞬間と、準備をして着実に挑んでいくという瞬間。どのような違いがあるのだろうかとふと考えた。
一瞬一瞬において選択を間違えると、取り返しのつかない結果に陥ることもある。しかし、結果がわかってからはいくらでも選択に理由をつけられる。
選択が迫られる状況において、後から評価するのはとても簡単ではあるが、その都度その都度適切な選択をできるようになるにはいくらか失敗を踏まなければならないと感じることがある。
例えばサービスも早い段階でローンチをすべきか、いろいろな人々に対してのヒアリングデータに基づき精緻な仮説を立てた上でローンチをするのかでは、それが良いとされる場合もあれば悪いとされる場合も別々である。
このような状況では早くサービスを出すことが最も良い手段ではあるのだが学術研究等では精緻に情報集めた方が良い場合が圧倒的に多い。つまり置かれた環境文脈によって、ぶっつけ本番の方が良いか下調べが入念に必要になってくるかは変わってくるものと言える。
いずれにしろとにかくやってみると言う瞬間と準備をしてから挑戦をしてみると言う瞬間とでは、置かれた文脈と言う前提条件を除けば、将来から見た際に大した違いがないのかもしれない。重要になってくるのは意思決定者の納得感それ自体なのかもしれない。