前回の更新から8ヶ月も経ってしまいましたね。
お披露目予定だったイベントが中止になった結果たいへんのんびりと進めていたためです。
自分でもどこまで書いたかさっぱりこっきり忘れてました。
前回の記事の最後で課題として挙げていた箱の固定についてです。
今まではウーファーを箱に組み付けてから車に積み込んでいました。その方がウーファーの組付け作業がやりやすかったので。
しかし今回箱を大きくしたこともあって、箱の外側から強固な固定を入れるスペースの確保が難しく、悩んだ末に箱の内側から車体側へ固定することにしました。
まずスペーサーをスペアタイヤ用の固定ボルトを流用して車体へ固定し、ウーファーボックスとスペーサーでトランクマットを挟み込む形でM12のボルトで締め付けます。
これで間接的ではありますが、車体へがっちり固定されました。
前回の記事での書き忘れ。
ウーファーボックス周りの化粧板はスタイロフォームで作ります(建築用断熱材)
スタイロフォームの端部を純正のトランクトリム形状に合わせるために、アルミの針金で型を取ってからややきつくハマるぐらいでカットしています。
LEDテープを間接照明として引きます。
立った状態から周りを歩いて光源が見えない位置に設置します。固定にはよくある配線クリップを使います。貼り付け面をしっかり脱脂しないとはがれるのでめんどくさがらずにやりましょう。
こんな感じでギラギラにはできないものの、いい感じの間接照明になりました。
スタイロフォームをカットした基材にアルカンターラの表皮を貼り付けます。
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ボンドを塗ってコーナー部はスリットをいれて巻き込みます。
形状は平坦なので難しくはないです。
トランクマットの方も同じ表皮を貼ります。積み込みの関係で表皮のみの部分が両サイドにあります。置いた状態でパネル見え、穴見えが無いように作って端部は巻いて仕上げます。
ちょっと話は逸れますが、トランクマットの中央部に穴を設けて小さい収納スペースを確保しています。イベント会場で軽く洗車したいけど洗車道具を車内に置きたくないので考えた結果こうなりました。
ただ黒っぽい表皮とLEDだけでは物足りないので加飾を入れます。
白いプラ板(材質は忘れた)を切って削ってチームロゴを入れます。
裏面に画びょうを接着剤でくっつけて表皮の上からブスッと。
カスタムの全体的なコンセプトとして、トラックスタンスというカテゴリでやっているのます。なので、ゴリゴリな見た目でトランク開けたらこの落ち着いて小奇麗な雰囲気の内装が出てくるのはギャップというよりは違和感では?と思ったので一ひねり加えます。
モノタロウで鉄パイプを購入。
ストレートφ25.4mm 1m3本
45°曲げφ42.7mm 2本
これを前職の会社の先輩に頼んで切断、溶接してもらい...
表面を整えてソフト99のボディーペン(8K4)で塗装。
トランクマットに鬼目ナットを埋め込んでM8ボルトで固定します。
トラック系つまりサーキットを走る車→レーシングカーを想起させるようにロールバー風にパイプを組みました。ボディ剛性に貢献してるわけではないので「風」です。ウーファーのグリルガードも兼ねてます。
ウーファーの音圧もアップし、イベントで使う椅子と洗車道具を積むスペースも確保できているので満足しています。
デザインからパイプの寸法などの設計的要素はすべて事前に検討してます。
写真の加工とCADを組み合わせて完成イメージ画像を作り、どんな色の組み合わせがいいかなーとか。
パイプを組むためにトランクルームを採寸してCADから図面を起こしています。
ただウーファーを載せるのではなく、見た目も音もこだわってみませんか。
また書けることができたら書きに来ます。