最近、僕は、TVを付けると気持ちが悪くなる。
ずーと昔の、
ある日のことだ、TVで十代の若い男の子が、難病で闘病中のお母さんを献身的に支えるドキュメント番組が放送されていて、僕は、純粋な愛を感じて号泣した。
でも、オチは、最初から分かってるんだ。
いつ来るか?
そろそろかな?
なんて、考えながら観るのも大人の嗜み。
ほら来た。
さっきまで、河原でお花を摘んだり、近所の農家から頂いた無農薬の野菜をお母さんに運んでいた、その男の子がおもむろに言う。
○○の青汁に、出会ったお陰で・・・
そこからは、もう、恥ずかしげもなく怒涛のマーケティングが始まる。
「○○の青汁に出会って本当に助かった。」
「・・・・・家族の為に飲んでいます」
「・・・小さな子を育てる為に・・飲んでます」
「支えて下さるファンの為に・・・」
「工場を支える社長さんも・・」
良いんですよ。そう露骨なほど良い。
青汁は、僕も毎日飲んでますし健康効果は確かに抜群だと思います。
青汁を飲んだら、医者と製薬会社が青くなるかも知れません。本当に・・
これを基本にTVを考えて下さい。
ワイドショー= 番組自体がCM+大衆誘導
ドラマ = ステマと大衆誘導の塊
仮面ライダー= 毎回ベルトを買わされる←カワイイ
アニメ = コラボの鬼←カワイイ
これも、まあ、全然良いんですよ。
僕の親世代(戦前)の人間は、みーんな知ってましたし・・良く、死んだおばあちゃんに、「おまい、アホ番組ばっかり見るな」言われてました。
ドリフで志村けんが、食べ物を粗末にしているのを見て「これから、食べ物を捨てる世の中が来る」って言ってたら、本当に来てますしね(笑)。
大正の人間恐るべし。
おばあちゃん達も、信じるから・・
あと、放送作家って概念忘れずにね。
演者に、SNSでマジコメとか、本当に痛いから・・