皆さん、こんにちは。64です。
日本ではよく芸能人で薬物を使用して、逮捕されるケースが見られますが、仏教の本場「タイ」では衝撃的な事件が起こりました。
フランスのメディア「AFP」によると、
タイ中部の仏教寺院で、僧侶全員が薬物検査で陽性となり還俗したため、寺が無人となっている。地元当局が29日、明らかにした。
僧侶がいなくなったのは、中部ペッチャブーン(Phetchabun)県ブンサームパン(Bung Sam Phan)地区の寺院。住職を含む僧侶4人が28日、メタンフェタミンの検査で陽性反応を示した。地元当局のブンルート・ティンタップタイ氏がAFPに明らかにした。
僧侶らは、薬物依存のリハビリ施設に送られたという。ブンルート氏は「寺から僧侶がいなくなったため、付近の村人はタンブンができなくなると心配している」と述べた。
とのことです。
本来徳を積むべき立場にある寺院の僧侶が、薬物を使用したことにより逮捕され、しかも寺の僧侶全員が逮捕されるという極めて悪質な事件が発生していました。
今回問題となった薬物はメタンフェタミンですが、日本では「ヒロポン」という名称で戦時中や戦後間もない頃に流行し、社会問題となりました。
タイでも、今年7月に覚せい剤などの薬物40トンを焼却処分したり、2019年には使用者が300万人に及ぶという報道があったりと薬物に関する悲しいニュースは止まらないようです。
我々日本人も薬物には手を出さないようにしましょう。
参考資料
①"僧侶がいなくなった寺、全員が薬物検査陽性 タイ".AFPBB News.2022/11/29(参照:2022/11/29)
②"覚せい剤など薬物40トン焼却 タイで過去最多の処分量".時事通信.2022/07/05(参照:2022/11/29)
③"タイで覚醒剤300万人使用か 押収量過去最高、日本にも流出".毎日新聞.2019/03/23(参照:2022/11/29)