山姥(やまんば)
教育・教訓の妖怪
娯楽の妖怪
老女の姿
山奥
人を食べるといわれていて、迷った旅人にやさしく宿を提供し、食事や寝床を用意してくれます。その時は普通のおばあちゃんの姿で親切にします。しかし、旅人が寝たあと正体を現し取って食ってしまうと言われています。
その正体は、口減らしのために山に捨てられた老婆であると解釈する説や山の神に仕える巫女が妖怪化したという説もあります。
また、年齢によって区分があり若い場合は、「山姫」「山女郎」などと呼ばれるものもいます。
現在のイメージとしては、包丁や斧のイメージが強いようですが、わたしがぜひ紹介したいのは「宝蓑(たからみの)」です。山姥の宝蓑は、被って三遍如法を唱えると老人にも子どもにもなりたいものに変身ができます。
また、この蓑を持ってふると欲しいものが何でも出てきます。
これまで少し怖いイメージの山姥ですが、クマと相撲をとったことで有名な「金太郎」のお母さんとしても知られています。
また、「宝蓑」の話では、迷って山に入ってしまった娘を哀れに思って無事に帰れるように「宝蓑」をあげたという話があります。
・正体は、山に捨てられた老婆や妖怪化した山の神に仕える巫女などの説がある。
・万能なアイテム「宝蓑」を持つ
・実は優しい人?