加牟波理入道(がんばりにゅうどう/かんばりにゅうどう)
閑所ばば(かんじょばば)
窓の外から便所を覗く入道の姿をしています。
窓の外からトイレを覗いてくるというとてもいやらしい妖怪ですが、富をもたらすという話もあります。
「がんばり入道ホトトギス」と唱えることで、加牟波理入道にトイレを覗かれないという話や唱えると生首が落ちてきて、それを明るいところへ持っていくと金塊だったという話があります。
しかし、「がんばり入道ホトトギス」と唱えることが不吉であるという話もあります。
場所不明
大晦日に厠で「がんばり入道ほととぎす」という言葉を思い出すとよくないという
宮城県
午後六時ころの閑所(便所)には閑所ばばがおり、入ると手足をつねられ黒あざができる。誤って誰かが入った時には、外から「○○さん」と名を呼んでやるとつねられずにすむ。この黒あざは痛くも何ともない
・トイレを覗いてくる。
・「がんばり入道ホトトギス」は地域によって加牟波理入道を退散させたり富を得るための呪文とされるが、不吉とされる場所もある。