妖怪には4つのカテゴリーがあるとお話しました。その4つのカテゴリーは以下のものです。
1、納得の妖怪
2、教育・教訓の妖怪
3、発見された妖怪
4、娯楽の妖怪
今回は、いよいよ最後の1つ「娯楽の妖怪」を紹介します。
ホラー映画やホラーゲームのようなエンターテインメントから噂や怪談までわたしたちの周りには恐怖を題材とした娯楽が数多くあります。
それは、今に始まったことではなく平安初期には、身分の違いから逃避行をした男女が雨宿りに寄った小屋で女性が鬼によって食べられるというラブサスペンスホラーが掲載された「伊勢物語」が人気があったり、吉田兼好の『徒然草』でも主人の帰りを喜び、嬉しさから飛び掛かった愛犬が妖怪「猫又」と間違われるなどコメディとしても妖怪は扱われていました。
近代の妖怪と言えば、1978年ころから世間を騒がせた『口裂け女』や『人面犬』などが有名ですが、これらの注目する点は、単なる子どもの噂話にとどまることなく、大人たちもそれらに恐怖し、学校のPTAや警察が主導となり対策を講じたほどでした。
対して、現代では、最近新作が発表された『バイオハザード』のように恐怖を楽しむものもありますが、『妖怪ウォッチ』や『ポケットモンスター』のように妖怪をかわいいキャラクターとして楽しむものまで幅広く扱われています。
妖怪の大まかな分類は本記事にて終了となります。
次回は意外と知られていない妖怪と幽霊の違いについてご説明いたします。