キーワードは、「境界」です。
時間の境界とは次の通りです。朝と昼の間、昼と夜の間(夕方)、夜と朝の間(明け方)の3つです。
この時間の境界は曖昧で、人によって感じ方が違います。
私の場合は、
朝と昼の間→10時30分~12時の間くらい
昼と夜の間→16時~18時の間くらい
夜と朝の間→2時~4時の間くらい
上記は私の感覚ですが、みなさんはいかがでしょうか?
夕方は対面する相手の顔を認識できないことから「誰それ彼は(たれそ、かれは)?」という言葉から「黄昏」となりました。
鳥山石燕は、黄昏時を「魔」に「逢う」時間として「逢魔が時」と言う絵画を描きました。
人々が住む村や街と山や海など「魔」の住む場所で住みわけができていました。
山や海は、人の立ち入らない場所であるため、「神」や「妖怪」など多くの存在がいました。
山の妖怪としては、「天狗」「鬼」「山姥」「狐」「雪女」などが代表例です。
海の妖怪としては、「海坊主」「海座頭」「舟幽霊」「不知火」「人魚」などが代表例です。
・妖怪は境界に現れる。
・時間の境界は「逢魔が時」と呼ばれ避けれれていた。
・場所の境界は人と妖怪の住みわけに必要なものだった。