「わたしに会うまでの1600キロ」DVDで観た。
父親のDV。
母親と姉弟での脱出。
45歳の母の早すぎる死。
自暴自棄になった主人公の女性のセックス&ドラッグな日々。
その挙句、アメリカ縦断のthe Pacific Crest Trailを歩き通すというチャレンジを自分に課す。
僕はストイックな修行というものに興味がない方で、比叡山の回峰行などはむしろエゴを肥大させるのでは?と疑うクチだが、この単独行には共感した。
たぶん、彼女にとっては、インドで瞑想の師匠に師事するとかそういうことよりずっと(笑)必然的で適した道だったのではないだろうか。
歩きながら、回想され、辿り直される生涯。
その手法も単純だが、成功していると思った。
これは本当に自分を見つける旅の映画になっていると思った。
原作は実在の人物の自叙伝。