
前に「障害」を「障碍」と表記している理由は述べた。
最近、いくつかのタイトルを見て、知っているのかどうか、気になったので
今日は「ビキニ」という言葉の起源を解説しよう。
1946年7月1日 アメリカ合州国は、南太平洋のビキニ環礁で核実験を行なった。
その直後の7月6日、フランスのファッションデザイナー、ルイ・レアールが、女性の臍が露出する、史上最も小さい水着を発表した。
レアールは、その小ささと周囲に与える破壊力を原爆にたとえて、この水着を「ビキニ」と名付けたのである。
芸術は爆発だ! ならぬ ビキニは核爆発だ! である。
ビキニ環礁はその後の調査の結果、放射能は住民が帰島できるレベルになったと発表された。
しかし、放射能による健康被害が多発したため、訴訟が起こり、住民は再避難した。
1986年に独立したマーシャル諸島共和国は独自の放射能調査を行った。
しかし、その調査報告をアメリカ合州国は認めなかった。
結局、1998年に国際原子力機関が(IAEA)が発表した調査結果により、ビキニ環礁に住み、そこで摂れた食料を食べ続けると、年間15msvの放射能を受けるため、永住には適さないとされた。
しかし、今の日本では年間20msvであれば帰還可能として、避難援助を切り捨てているのは、ご承知のとおりである。
要するに、
ビキニとは、核爆弾のように小さくてたくさん殺せるという意味だ。
確かに多くの男性が「悩殺」されるのかもしれないが、言葉の由来が深刻すぎて、あまりよいしゃれだとは思わない。
日本語で「極小悩殺水着」とでも言った方が、いい気がするのは、僕だけ???












