竹内まりやの『デニム』というアルバムでこの「人生の扉」が発表されたのは、ちょうど僕もアラフィフだった時だった。
僕は10代のときにギターを手にすると、自分のことをモチーフにたくさんラブソングを作った。
月に何曲も。
でも20代になると年に数曲しか作らないようになった。
そして教員になると、年に一度、文化祭の劇中歌しか作らないようになった。生徒の青春が間近にないと歌ができんがや!
それは劇の練習をしているどこかで、その練習の中でのもめ事とか、もう劇やめよう!とまでなりかけるのに寄り添いながら、それを乗り越えて、文化祭当日の成功に至るまでのどこかの時点でできるもの。
明日の劇の練習、またもめ事から始まるかなあと思っていると、夜中にふとメロディと歌詞が出てくるんです。
つまりそこに青春があるからそれを歌にできるんであって、なければ僕の心はもう錆びついとるがや!
これは教育・子育てカテゴリーに貼りました。
さて、歳をとっても歌を作り続けた人はいっぱいいて、日本代表としてはサザンオールスターズかと思わないでもないけど、サザンの場合は逆に歳の重なりを感じさせないところに、よくも悪くも特徴があると思う。
君は今でも青春かーーーーい!!
それに対して竹内まりやの歌は、歳老いた今ここを慈しんで歌っていて、秀逸だと思う。
これもできるはずだ。
久しぶりに思い返してみて、今の自分をモチーフに歌を作りたいと思った。