どんな名前も
どんな形も持たないただの純粋性
ただの無形性と無名性
ただ醒めてあるという、まさにその現象そのもの
ただそれだけが踏みとどまる
(バグワン・シュリ・ラジニーシ)
無上仏と申すは、かたちもなくまします。かたちもましまさぬゆゑに、自然(じねん)とは申すなり。かたちましますとしめすときには、無上涅槃(むじょうねはん)とは申さず。かたちもましまさぬやうをしらせんとて、はじめて弥陀仏と申すぞ、ききならひて候ふ。弥陀仏は自然のやうをしらせん料(りょう=ネタ)なり。この道理をこころえつるのちには、この自然のことはつねに沙汰すべきにはあらざるなり。
(親鸞)