2015年1月18日 第二回「禅天目茶碗と台湾茶の会話」を開催しました。
台湾からの姉妹の解説を聞きながら、高級台湾茶3種類を味見しました。
姉妹の父、靖翁の天目茶碗が日本の天目茶碗の展覧会で外国人として初めて入賞し、高島屋でガラス越しに見られることを紹介する、チェンシャオハンさん。隣は姉のチェンミンチェンさん。しかし、今日はそのような貴重な天目茶碗を手にとって様々な光を当てて鑑賞できる贅沢な集い。
碧螺春を入れるミンチェンさん。
碧螺春。無農薬有機栽培。最高級品。まわして香りを楽しみました。
金萱茶。無農薬有機栽培。最高級品。まわして香りを楽しみました。
翔龍出水という中国のことわざをもじって、翔龍出茶。この湯呑みはミンチェンさんのお連れ合いのお気にいりのため、いくら出しても買えない。
台湾茶のお味見のあとは、高級天目茶碗を身近で鑑賞しました。
光の具合によって様々な表情を見せる禅天目茶碗を、縁側へ持ち出し、手にとってまわしてみて、見え方が変わるたびに「わおーっ」と歓声。
こういうことは美術館では、できません。
作陶家やその近親と本当にお友達にならないと、できないのです。
木の葉天目茶碗は特に高度な技術を要する。
温度が少しでも高いと木の葉は燃え尽きてしまうし、低いと焼き付かない。
作陶家はアーチストであるから、気にいらない作品は、割ってしまう。
素人から見ると成功した作品でさえ、自分の名前で後世に残ることについて納得のいかない作品だと思えば、地面に叩きつけて粉々にするという。
アーチスト魂というものはそういうものであろう。
上記は木の葉天目茶碗に台湾茶を淹れると、底に焼き付けられた木の葉が巻き上がって見えるという神秘。
ゴッホの星空と比肩される、光の具合により無数の星のわき出る茶碗があったのだが、以前のスマホではうまくその様を撮影できなかった。
台湾からの美人姉妹のお客様。お疲れ様でしたー。
おまけ。
今年2月。私が台湾に行ったときに姉妹には4年ぶりに再会。
おいしい台湾家庭料理のお店でごちそうになりました。
台湾人のもてなしは最高♪
お姉さんはその間に授かったお子さんを、妹さんは彼氏を伴っての参加でした。(^0^)