1型が出血所見を認める筋繊維部の損傷、2型が筋腱移行部や腱膜部の損傷、3型が腱性部の断裂や筋腱付着部の損傷
1度がわずかな損傷
2度が部分断裂
3度が完全断裂
ハムストリングス近位の腱断裂あるいは付着部剥離であるⅢ型損傷の割合はハイレベルアスリートのハムストリングス損傷の中で7%
受傷時、疼痛により歩行や座位が困難になること
坐骨付近で断裂した感覚があること。
受傷後2週間以内に修復するのが望ましい
半膜様筋腱膜単独のⅢ型損傷は保存療法で競技復帰可能であり、手術不要と考えている
報告では、ハムストリングス肉離れのうち約17%にみられ、特に共同腱近位部が剥離している例で保存療法が奏功せず手術的修復が必要となる例が多かったとのこと。
術後1週間で部分荷重
術後2週以降に杖なし全荷重歩行
術後2か月以降からエアロバイク開始
3か月からジョギング
4か月から軽いキックなどの動作を開始
6ヶ月以降の復帰
競技レベルが高く、再受傷を起こした場合、保存療法での修復に半年から1年以上の長期間を要する例が存在