運動後の衣類に塩が付着していた経験のあるアスリートは多いと思うが、これは運動によって短時間で大量の汗が生じると、電解質の再吸収が間に合わず、塩分濃度の高い汗が皮膚表面に排出されるため
運動習慣のあるアスリートは発汗よりも末梢血管拡張による熱放散を利用した体温調節機能が発達している
発汗能力は思春期をピークとなり、40歳ころをすぎると低下する、発汗の低下は下肢の末梢から順に、また後面から前面というように順に進んでいく
体幹の多汗は体温低下を招き、手の多汗は用具を握るスポーツや走行時には滑ることによりパフォーマンスの低下につながる