こんにちは、積分定数です!
ビットコインは純粋に通貨の瞬間的なやり取りを目的として作られました。それに対してイーサリアム他、アルトコインの多くは通貨のやり取り以外に何らかの機能が盛り込まれています。国際送金のためのリップル、匿名性に優れたMonero、そしてスマートコントラクトのイーサリアム。(スマートコントラクトについては以前の記事で紹介しているので是非ご一読ください!)今日はイーサリアムができた経緯や特徴を紐解いていきます。
イーサリアムの考案者Vitalikは幼少期から数学、経済、プログラミングに興味を持っていました。そして13〜15歳の時に以下のような経験をします。
"13歳から15歳頃までゲームWorld of Warcraftに夢中であったが、お気に入りのキャラクターの能力値が突然調整され、ゲーム会社という中央機関が権力を握ることに失望したという。"(wikipediaより抜粋)
この経験が、彼に分散型技術への興味を持つきっかけとりなりました。その後、高校時代にビットコインに関心を持ち、ティール・フェローシップという「大学中退を条件に起業を志す若者に10万ドル与える」というプロジェクトに参加します。そして20歳でイーサリアムを考案しました。現在24歳という若さでありながら暗号通貨界の第一人者として活躍し続けています。
イーサリアムは、そのブロックチェーンを使って新たなトークンを生み出すことができます。そしてイーサリアムのブロックチェーンによって作られたトークンは技術的な仕様が統一されています。この統一された仕様のことをERC20(Ethereum Request for Comments: Token Standard #20)というのです。
ではなぜトークンの仕様を統一する必要があったのでしょうか。
それはトークンの受け取り側が1つのウォレットで対応できるようになるためです。法定通貨であれば財布が1つあればドルも円もユーロもごちゃ混ぜで管理できるのですが、暗号通貨ではそうはいきません。ビットコインにはビットコイン専用のウォレットが、イーサリアムにはイーサリアム専用のウォレットが必要となります。そこで、ERC20という規格でトークンを作るようにしてしまえば、1つのウォレットでERC20の全てのトークンを管理できるようになるのです。ERC20に対応している有名なウォレットにMyEtherWalletがあります。現在、世界には1000種類以上の暗号通貨があると言われており、そのほとんどがERC20によって構築されています。イーサリアムによって開発された主な通貨として予測市場のAugurがあります。
個人的にはイーサリアムとビットコインキャッシュは今後一番伸び代がある通貨だと思っています。いつか僕がエンジニアとして一流になれたらイーサリアムの開発に参加してみたいですね!
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