営業の仕事をしていて、資料作成の中身を棚卸ししてみると、見積にせよ提案書にせよ、社内の申請書類にせよ数字の資料にせよ、【転記】がメインなんだよね。
結局のところ我々はほとんどの場合で、どこかに書いてある仕様や、型名や価格を転記して組み合わせて、新しい資料を生み出している。
これは情報の再編集であり、車輪の再発明とも言える。
営業活動の時間の総量を100として見たときに、個人差はあるけれど30とか40ぐらいは、この【ただの転記作業】に時間を取られてるんじゃないかと思う。
そして、【既に起こった事実の報告】を何度もさせられる。
しかも人間は機械ではないので、転記もミスったりするし、報告もやり直しになる。
結局多くの仕事って、【転記】と【既に起こった事実の報告】の集積だったりするんじゃないかな。
そういう観点でムダな転記やムダな報告作業を無くしていくという、業務のデザイン感覚がこれからは必要になると思ってる。コンサルタントよりも先にデザイナー雇おうぜ、という感覚はおかしいのだろうか。
同じ人数で生産性が1.5倍くらい上がったりしそう。