無理やり隅に寄せた悲しい言葉があって
それによって心の水面がいくらか上下して。
そこに飽きれたリンゴを落下速度9.8m/s2で落として見せた。
なんでもできる気がしていた。
君はどんだけ素敵な人だよ。
何度折って渡せば君の心に折り目が強く残るだろうか。
言葉を綺麗に寄り添わせて
SとNとSに悪意と殺意とをサンドして
手渡す君の意味はきっと最低と塗りつぶす他、術はないはずさ。
別にどうでもいいけど
いい加減止めてくれないかな。
誰も水を差さないなら、僕が大雨を振らせて
街ごと。
今ごと洗い流してしまえばいいよね。
口にした言葉に託して。
縦にリズムをとる頭に託して。
無意識に叩くピアノに託して。
思いやりってなんだろう。と
利己主義に包含された足早に先急ぐ群衆を重い槍でつつく夕方の立川のホーム。