こんにちは、ばべるです。
突然ですが、皆さんキノコはお好きでしょうか?寒い時期になると鍋に入れて食べたりしますよね。そんなキノコですが実は...
今日は普段食べられているキノコの知られざる歴史、能力について書こうと思います。
今からおおよそ3億5920万年前から2億9900万年前、石炭紀と呼ばれる時代がありました。その時期には地表を覆い尽くすほど巨大森林がいたるところに存在し、木々の光合成によって酸素濃度は空気中のうち35%もあったと言われています。そのせいかこの時期には、全長2mもある巨大ムカデ、アースロプレウラなど
が跋扈していたようです。 うへぇ...
そして、名前の通りこの時期の巨大森林の死体が地中深くに眠り、それが今の石炭になっているのです。
さて、本題です。
最近、枯渇などが心配されている石炭ですが、産業革命が起きたときに主要な燃料として使われたり、日常生活を送る上で欠かせない火力発電にも使われていたりと、人類の進歩を語る上では欠かせない存在ですよね。
そんな石炭は、石炭紀にその多くが埋蔵されました。そして、人類に大きな恩恵をもたらした石炭紀を終わらせたのが、
だったのです。
と叫びたくなってしまいますよね。
では、なぜキノコが石炭紀を終わらせたのでしょうか。
元々、樹木はリグニンという物質の働きによって、豊富なエネルギーを持つ木の幹を昆虫などから守っていました。
石炭は、このリグニンが地中で押し固められることで出来上がります。しかし、リグニンを分解する力を持ったキノコの登場でそれは一転したのです。
ハラタケ類(今でいうと、シイタケ、ナメコ、マイタケなど)によってリグニンは分解されて地中にたまらなくなってしまいました。
それまで制限されることなく溜まっていたリグニンはこれ以降、蓄積し辛くなっていきました。
僕たちが日常的に口にするキノコは、実は地球上の歴史に於いて重要な役割を担っていました。このような知識があると、食事で食べる時にも少し楽しくなりますよね!
この記事ではキノコが悪い!みたいに書いてしまいましたが、キノコがなければ人類が生まれなかったかもしれないですし、生態系が成り立たなくなってしまうので、キノコには感謝しています。←????
というわけで、ここまで読んでくださってありがとうございました!
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