とある夏の日の夜、クーラーをつけながら音楽を聴いてパソコンをいじっている。時折のどが渇くのでペットボトルのお茶を飲み、今が何時かを確認する。
この何の変哲もない文章は、人類がこれまで発明してきたテクノロジーの結晶が詰まっているといっても過言ではない、そういうことを解説した本がありました。
今回は、アマゾンで発見した2016年出版の本、「世界作った6つの革命の物語」から、面白き視点を得たので感想を述べたいと思います。この本ではいくつかの革命的なポイントをpickしており、以下のものが挙げられます。
・冷たさ
・ガラス(または合成樹脂)
・清潔
・時計
・電気
・音
この本で最も目からうろこなポイントは、「因果関係」でしょうか。何かを0から生み出すことは、ほとんどその前に何らかの影響があったことを忘れてはならず、逆に何かがあるという視点です。これは非常に面白く、今まで私が興味を持ってきたそのほとんどが、その前に何かがあったからだという前提があります。
この指摘は、例えばいい人生を送りたいなら、この仕事に就きさえすればいいとか、多くの仕事が舞い込んでくるためには、このポイントを押さえさえすればいい、といった思考に対する問題提起のようにもとらえることができ、考えることの間隙を垣間見ることができます。