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Vol.136 結局、次の覇権国は中国なのか、無いのか。

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  • gryption
  • 2022/08/02 13:29

結論:次の覇権国は、

22世紀に分かる。

多極化時代といわれる現代ですが、アメリカという国の影響力は日に日に衰える一方ではないかと思ったりしています。それ以外の国でアメリカを上回る可能性のある所は今のところ「中国」くらいしかないと思うかもしれません。

しかし、中国が本当に次の覇権国になるのかはまだ不明で、政治体制に問題があったりしています。最終的に超大国なるリーダーはアメリカを最後になくなってしまうのでしょうか。それとも、アメリカの次を行く国が現れるのでしょうか。

覇権国というフレームワーク

覇権国は、15世紀以降スペイン、オランダ、イギリス、アメリカと系譜をつないできているように見えます。そもそも、この覇権国という言葉が何を意味するのかですが、基本的には世界の中心的役割を担う国ないしは地域ということだと思われます。

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しかし、この覇権国という中二病が混ざったような言葉は、そこまで日常生活で要るかといえばまったく要らないでしょう。

このようなフレームワークを取って考えるのが好きな人間がいることも事実で、だからこそ覇権国なる概念が出てくるものだと考えます。

覇権国の定義はとくにはなく、世界の中心的な役割を持つということだけです。とりわけ、スペインやオランダから、太陽の沈まぬ国などという言葉が出てきて、続くイギリスやアメリカも一見世界の裏側までその影響が及んでいた時期があるため、世界の中心だと思ったりしているのでしょう。

とはいっても、世界の中心的役割が本当に上記の国家で担えていたのかは不明であり、ただの一つの視点とも思えます。

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一応、このいわれは13世紀のモンゴル帝国が行った世界帝国化が起源だともいわれています。しかし、モンゴルの時代は今のような金融の仕組みやテクノロジーの発達が目覚ましかったわけではなく、たしかにその萌芽を感じさせる出来事【駅伝制・塩という価値運搬手段】はありましたが、現在のそれとは全く異なる印象があります。しかし、それは時代が異なるから当然かもしれません。

共通点は「資本」

とりわけ言われているのが、覇権国は基本的に経済大国であるということで、スペインを除けばすべてがバブル崩壊を経験しています。

✔ チューリップバブル崩壊【蘭国】

✔ 南海バブル崩壊【英国】

✔ 世界恐慌【米国】

そして、スペインはオランダと80年戦争を行い、オランダはイギリスと米蘭戦争を、イギリスは米国と米英戦争をそれぞれ、1568年、1652年、1812年に行っており、それぞれが独立を果たすような形で決着がついています。

もしこの法則が当てはまる場合、次の覇権国は中国なのか、それとも、日本やインドなのでしょうか。

もしかしたら、と思いましたがアジア通貨危機時の不動産バブルや、リーマンショック時の不動産バブルを考慮すれば、共通点的には中国もタイもそろえていることになります。

日本の可能性

日本がアメリカの次の大国になる可能性は一概に否定できません。なぜなら、バブル崩壊を経験しており、アメリカとも戦争を行っているからです。しかし、ひとつだけ埋め合わせられていないものがあるとしたら、それはアメリカからの独立でしょう。

過去の覇権国の起こした戦争についていえば、スペインは80年にわたる戦争の末、オランダの独立を許しました。そして、戦争終結からわずか4年後にオランダはイギリスと戦争状態に入ります。米蘭戦争は4回に分けて発生し、最後の戦争が終わった1784年からわずか30年ほどで、イギリスはアメリカと戦争を行いました。米蘭戦争の結果としてアヘン問題などアジアへの影響が無視できなくなり、中国や日本に対してその影響が及び始めることになります。

明治維新は1860年ごろに起きるわけですが、40年後に日米で戦争が起こります。先ほど挙げた中国やインドは米国とは2022年に至るまで一度も戦争を起こしていません。

とはいえ、その未来が本当かどうかは怪しくもあります。ヨーロッパで起きたことがアジアで起きるとは限らないからです。

中国はいずれ戦争を起こすのか?

現在の中国は破竹の勢いで経済成長を続けていますが、これは将来的に覇権国になる序章なのでしょうか。個人的にはその可能性は非常に高いと考えています。とはいっても、これまでの欧州やアメリカのような展開とは異なる可能性があります。それは中国がアジアにあるからです。

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スペインからオランダへの移行と、オランダからイギリスへの移行は、同じ欧州であるから似たようなものだと考えるかもしれませんが、スペインとオランダは全く異なる理由でその名をとどろかせています。

そして、それはイギリスやアメリカにも言えます。例えばスペインは新大陸の発見、オランダは株式会社、イギリスは植民地、アメリカは不干渉による一因で商業的成功を掴みました。当然、ここに産業革命や情報革命が入ってきますが、テクノロジーによる優位性はすべての覇権国で見られていることでもあります。

✔ スペイン ← オランダの進んだ船舶技術

✔ オランダ ← イギリスの進んだ工業技術

✔ イギリス ← アメリカの進んだ通信技術

上記の対比でいえば、次に来るのは〇〇の進んだ□□技術がアメリカを圧倒するということですが、そこに入るワードは不明です。

もしかしたら、テクノロジーを理由にお金が移動している(それも数百年スパンで)だけかもしれません。

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