前回、欲望について調べましたが、今回はその続きともいえる内容について取り扱っていきます。それも、危険な欲望についてです。この欲望に飲まれると危険だ、という欲望をいくつか紹介していきます。代表的なのは中毒性のある欲望です。
中毒性のある欲望には、以下のようなものがあります。
薬物中毒:覚せい剤、コカイン、ヘロイン、マリファナなどの薬物中毒は、脳の報酬系を刺激して快感を引き起こし、依存症を引き起こすことがあります。
アルコール中毒:アルコールは、神経系に作用して気分を高揚させ、過剰な飲酒によってアルコール中毒症状が引き起こされることがあります。
ギャンブル依存症:ギャンブルは、脳の報酬系を刺激して快感を引き起こし、依存症を引き起こすことがあります。
インターネット依存症:インターネットやスマートフォンに依存してしまい、社交的な関係や仕事や学業に支障をきたすことがあります。
買い物依存症:買い物に過剰に依存し、衝動買いや借金、貯金の破壊などを引き起こすことがあります。
これらの欲望には、脳の報酬系に作用して快感を引き起こす要素が含まれており、依存症を引き起こすことがあります。また、これらの依存症は、身体的な健康や社会的な生活に悪影響を与える可能性があります。この快感を引き起こす要素、というのは大体の場合ドーパミンを示しています。このドーパミンの分泌により、インターネットや買い物、薬物などほとんど同じサイクルで、堕ちて逝くのです。
薬物中毒は、身体的・精神的な健康に深刻な危険をもたらす可能性があります。
以下は、薬物中毒によって引き起こされる主な危険性の例です。
生命に危険を及ぼすことがある:過剰摂取によって、呼吸不全、心停止、脳出血などの生命に危険を及ぼす状態に陥ることがあります。
精神的な病気を引き起こすことがある:幻覚、妄想、不安、うつ病などの精神的症状が出現することがあります。
身体的な病気を引き起こすことがある:肝臓病、心臓病、肺炎、口内炎、免疫力の低下など、身体的な症状が出現することがあります。
社会的な生活に悪影響を及ぼすことがある:仕事、家族、友人などの人間関係や、経済的な問題など、社会的な生活に悪影響を及ぼすことがあります。
麻薬の使用によって、法律に違反することがある:違法な薬物の使用や販売、所持などは、法律に違反することとなり、逮捕や刑罰などの問題を引き起こすことがあります。
薬物中毒によって引き起こされる危険性は多岐にわたり、その度合いは使用量や使用期間、使用者の体質、環境などによって異なります。
アルコール中毒は、身体的・精神的な健康に深刻な危険をもたらす可能性があります。
以下は、アルコール中毒によって引き起こされる主な危険性の例です。
呼吸停止や心停止など、生命に危険を及ぼすことがある:アルコールが過剰に摂取されると、呼吸や心臓の機能に悪影響を及ぼすことがあり、最悪の場合、呼吸停止や心停止を引き起こすことがあります。
脳の機能障害や精神疾患を引き起こすことがある:アルコールは脳に悪影響を及ぼし、記憶障害、判断力の低下、不安、うつ病、幻覚などの症状を引き起こすことがあります。また、長期にわたるアルコールの摂取により、脳萎縮が進行し、認知機能が低下することがあります。
肝臓や胃腸の機能障害を引き起こすことがある:アルコールが肝臓に負荷をかけ、肝臓病や肝硬変などの病気を引き起こすことがあります。また、胃腸の粘膜に刺激を与え、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気を引き起こすことがあります。
交通事故などのリスクが高まることがある:アルコールによって、視覚や聴覚、反応速度、運動協調性などが低下し、交通事故などのリスクが高まることがあります。
アルコール中毒によって引き起こされる危険性は多岐にわたり、その度合いは使用量や使用期間、使用者の体質、環境などによって異なります。アルコールを飲む場合は、適度な量での摂取と注意深い飲酒を心がけることが重要です。
ギャンブル依存症は、身体的な健康に直接的な危険を及ぼすわけではありませんが、以下のような危険があります。
財政的なリスクが高まることがある:ギャンブル依存症の人は、しばしば大金を賭けてしまい、財政的な問題を引き起こすことがあります。借金を重ねたり、家族や友人からお金を借りたりすることで、自己破産や借金苦に陥ることがあります。
社会的な問題が引き起こされることがある:ギャンブル依存症は、家族や友人との関係に悪影響を及ぼすことがあります。また、職場での問題や社会的孤立など、さまざまな社会的な問題を引き起こすことがあります。
心理的な問題が発生することがある:ギャンブル依存症は、ストレスや不安感を引き起こし、うつ病や不眠症などの精神的な問題を引き起こすことがあります。
犯罪行為に手を染めることがある:ギャンブル依存症の人は、お金を手に入れるために犯罪行為に手を染めることがあることがあります。詐欺や窃盗などの犯罪行為に関与する可能性が高まることがあります。
以上のように、ギャンブル依存症は、身体的な健康に直接的な危険はありませんが、財政的、社会的、心理的な問題を引き起こすことがあります。ギャンブル依存症に陥らないためには、健康的なライフスタイルを維持し、節度を持ってギャンブルを楽しむことが大切です。また、ギャンブルに関する情報を正しく理解し、専門家に相談することも重要です。
インターネット依存症は、以下のような危険があるとされています。
社会的な問題が引き起こされることがある:インターネット依存症は、社会的な問題を引き起こすことがあります。仕事や学校での問題、家族や友人との関係に悪影響を及ぼすことがあります。
心理的な問題が発生することがある:インターネット依存症は、ストレスや不安感を引き起こし、うつ病や不眠症などの精神的な問題を引き起こすことがあります。また、自己肯定感の低下や孤立感、自己効力感の喪失などの心理的な問題を引き起こすことがあります。
身体的な健康に悪影響を与えることがある:長時間のパソコンやスマートフォンの使用は、肩こりや目の疲れ、手首や腕の痛み、睡眠障害など、身体的な健康に悪影響を与えることがあります。また、運動不足や肥満、糖尿病などの生活習慣病を引き起こすことがあります。
情報の偏りや偽情報に陥りやすい:インターネットには、正しい情報と誤った情報が混在しています。インターネット依存症の人は、情報の偏りや偽情報に陥りやすく、正しい情報を見分ける力が低下することがあります。
以上のように、インターネット依存症は、社会的、心理的、身体的な問題を引き起こすことがあります。健康的なライフスタイルを維持し、インターネットの使用時間を節制することが大切です。また、情報を正しく理解するためのリテラシーを身につけ、必要な場合は専門家に相談することも重要です。
買い物依存症は、以下のような危険があるとされています。
財政的な問題が生じることがある:買い物依存症は、多額の借金やクレジットカードの請求書の膨らみなど、財政的な問題を引き起こすことがあります。買い物依存症の人は、金銭管理能力が低下し、自己制御能力が弱くなっているため、無駄遣いや浪費などをしてしまうことがあります。
社会的な問題が生じることがある:買い物依存症の人は、買い物をすることによってストレスを解消しようとするため、社会的な問題を引き起こすことがあります。買い物に没頭しすぎるため、家族や友人との関係が悪化することがあります。また、職場での問題や、法律問題を引き起こすことがあります。
心理的な問題が生じることがある:買い物依存症は、うつ病や不安症、自己肯定感の低下などの心理的な問題を引き起こすことがあります。また、物質依存症のように、買い物をすることによってドーパミンが分泌され、快楽を感じるため、依存症から抜け出すことが難しくなることがあります。
以上のように、買い物依存症は、財政的、社会的、心理的な問題を引き起こすことがあります。適切な治療を受けることで、依存症から脱出することができます。また、健康的なライフスタイルを維持し、過剰な消費を避けることが重要です。
いかがだったでしょうか。このように危険な欲求にもいくらか種類があり、それらはデメリットとして非常に大きな代償を抱えています。大体こういったものは、自然とやってしまっているか危険を感じていないかのどちらかなので、非常に注意するべき対象といえるでしょう。