Gnosis Safe(ノーシスセーフ)という名前を聞いたことがある人はおそらくクリプトのプロジェクトを進めたことがあるかもしれません。
Gnosis Safeは、複数の鍵認証を必要とするウォレットのことで、マルチシグウォレットとも呼ばれています。マルチシグウォレットの利点はいろいろありますが、一つはセキュリティの堅牢さでしょう。
シングルシグの場合、一つのウォレットアドレスに対して秘密鍵は1つしかありません。なので、そのウォレットに大金を入れていた場合、その秘密鍵一つでも盗まれたら終わりとなります。しかし、マルチシグの場合、例えばLedger、Metamask(PC)、Metamask(スマホ)のように3つのウォレットを接続して新しいアドレスを得るため、そこのロックはLedgerかMetamaskのスマホかPCの2つを解除しなければあかないということになります。
これは非常に優れていると思いますし、今後シングルシグ、マルチシグ、オフラインウォレットなどをいろいろと併用して活用することがセキュリティ的には望ましくなるといわれています。
また、下記のような具合でAAVE V3を起動できるため、Gnosisの中にAAVEを展開するという不思議な感じにもなり、より堅牢さを実感できるのではないでしょうか。少なくとも、DeFiの荒れ狂う海を漕いでいくには必須のツールといえます。
ちなみにGnosisというのは「ノーシス」と呼びます。基本的にGnosisというとグノーシスと呼んでしまいますが、英語のg抜き要素がここで生まれているようです。
Gnosisは別段詐欺でも何でもないので使ってみることをお勧めします。暗号資産が消えてからではもはや取り返しはつかず、一生の泣き寝入りになることは確実です。