最近になって、暗号資産の興隆とともにオンラインカジノの人気が高まりつつあります。それまでは、世界のカジノシティであるラスベガスやマカオ、マルタなどがそれに該当していたのかもしれませんが、横浜市のIR招致やオンラインカジノの台頭などにより、別段現地に行かなくてもカジノを楽しめるという時代になってきました。
しかし、コロナウイルスの蔓延によって「超3蜜」を要する従来型のカジノはビジネスとして崩壊の一途をたどっており、世界のカジノ情勢は一気に「オンラインカジノ」へと突き進んでいます。
日本において、カジノを開くことは法律上禁止されていますが、オンラインカジノを開くことはできるのでしょうか。いろいろなカジノ事情について切り込んでいきます。
こと日本において、オンラインカジノを利用することは「良いか悪いか」でいえば、どちらでもないと言えます。というのも、実際カジノを利用することは良い場合もあればそうではない場合も多く、一概に色分けされているわけではないからです。このグレーな状況故、今後の政府の対応などによって取り締まりの対象になることはあり得ます。
もちろん、IR構想などもあったため、物事が規制の方向に働くとは限りません。
日本では、競馬やパチンコが賭博的なものとされていますが、海外の5割を超える地域ではカジノがそれにあたります。しかし、日本ではカジノはありません。とはいっても、インターネット上にある「オンラインカジノ」はいつでも利用できる状況です。
オンラインカジノについては、日本国内で利用する場合、カジノのプレイヤーになってしまうため、一応は違法な行為になりますが、摘発された例は少なく、事実上のグレーゾーンとなっています。
オンラインカジノには、その運営が信頼できるかどうか判断するための材料として「ライセンス」を記載しているものがあります。日本国内からアクセスる場合、国内のオンラインカジノを利用するのではなく、海外の業者が運営しているライセンスつきのものを利用するのが無難といえます。
では、ライセンスというのは何なのでしょうか。それは、以下のようなライセンス発行もとから認可を得ていることが確認できればいいということです。
・マルタ
・オランダ領キュラソー
・ジブラルタル
・カナワケ
・アンティグア
・オルダニー
しかし、これらのライセンスはすべてにおいて信頼性が同一であるかといえばそうではありません。例えば、オランダ領キュラソーの場合、そのほかのライセンス基準よりも少し低く見積もられていたりします。その理由は、ライセンス料さえ払えば認可されてしまうためです。
最も信頼度の高いところは、上記のうちでいえばマルタとジブラルタルでしょう。ここでは審査が厳しく信頼性が非常に高いと言えます。しかし、信頼性云々の状況は時流や事件などにより左右されしまうため、現在の状態が今後も続くとは限りません。
カジノを問題なく利用したい場合、一番安全なのは海外に住みながら利用することでしょう。海外とはいっても、すべての海外の国がカジノOKというわけではないので、OKである国を探して、そこで行うのがいいでしょう。とはいえ、カジノが法律上規制されている国においても、その国からのアクセスがないわけではなく、グレーゾーンにあるのは日本だけではないことがわかっています。
これはどういうことかといえば、カジノが23世紀やその先の未来になっても「賭博」という認識のままなのかどうかということです。例えば、過去の時代では悪逆非道とされたことでも、現代においてはそうではないことがあります。その逆もまたしかりです。つまり、常識の変化率が将来的にどのくらいになっているのか次第で、カジノ業界は「もしかしたらゴールドラッシュ」みたいなことになるかもしれないということです。
これは、別段カジノに限った話ではなく、ポルノやAVなどの性産業方面にも言えます。VRゴーグルは、それらのジャンルをある程度バックアップしており、性産業の印象は過去よりも若干異なりつつあるのではないかとも考えられます。
とはいっても、このようなどっちつかずのものは、自分一人では判断することができない上に、今ある情報を見ても判断できるわけではありません。最終的に判断するのは人類でありそれ以上もそれ以下もない気がしています。