在宅ワークは2022年になりさらに人気になりつつあります。個人的に一番人気がある在宅業務は事務系な気がしていますが、このようなどこからでも働ける系ワークは本当にグッドといえるのでしょうか。
お金がもらえれば何でもいいという人は真っ先にコールセンターやカスタマーサクセス、ヘルプデスクの完全在宅業務にジョインしようとするかもしれません。もしくはSNSモデレータなどの類かもしれません。しかし、それは確かに精神的な負担をもたらすものであり、もちろんそうではない人はいるかもしれませんが、グッドなワークかどうかは不明です。とはいっても、完全在宅が流行っていることも又同様なことが言えますが。
今年の公務員合格者数は過去最高であるという記事がありますが、この記事にもあるように安定とされる仕事を選ぶ人が増えているようです。その理由には最近の景気後退に関するニュースや、根強い安定志向の存在、女性の社会進出などが挙げられます。
IndeedやCrowdWorks、ママワークスやUpwork、他にはBraintrustなど多くのクラウドソーシングサイトが乱立する現在において、Web3やDAOで働くという選択は主流になっていくのでしょうか。
一昔前、DAOに関して「グラインド」というものが流行っていました。これはDAOコミュニティの活性化を目的にした活動であり、文字通り研磨作業のようなことです。
グラインドを行う人々のことをグラインダーと呼び、彼らはDAOの仕事の中心的花形として一時期注目を浴びていました。しかし現在、かれらはどうなっているのでしょうか。DAOの淘汰が進む中、Web3業界には多くの職業が生まれてきていますが、それは過去の非Web3業界との境がないようなものばかりになりつつあります。しかし、結局のところ「Web3」という目新しいバズフレーズと在宅勤務という二点が欠け合わさると人間はどこか目をつむってでも自己肯定してしまう残念な部分があるのかもしれません。
そして、現在在宅勤務をしている身からすれば、将来的にこれがどの程度受け入れられていくのか見積もっておくことはある意味で投資といえるでしょう。そして、結論から言えば「そうならない未来」を考えておくことが真の意味での投資といえます。
最悪に対処することは何に対してもいえますが、それは在宅勤務という働き方、そしてワーク&ライフのバランシング調整に対しても言えてくるもので、何を持って働くのかという問いは消えることはありません。
明日は我が身という言葉がありますが、それはいい意味でも悪い意味でも使えてしまいます。もしも自分が今最悪の境遇にいると思うのならば、本当になりたい自分が何なのか考え続けなければなりません。最終的にそこに至ることができても、至ることができたからこその危機感というものを持つ必要もあります。しかし、その流れを止めることはできないでしょう。