マレーシア・クアラルンプールの西に位置するクラン。最初はシャーアラムに行こうと思っていたが、電波が通じない上に駅の周りに何もなかったのでさらに先のクランへ行くことに。そこではとんでもないものが待ち受けていた。
クランといえば何が思い浮かぶだろう。正直私はクランに関して何も思い浮かぶものがなかった。しかし、クラン駅を降りた瞬間にそこはただの町ではないことを察知した。これまで台湾の嘉義などは訪れたことがあるものの、そこよりもハードな香りがしたのがここ、クランだ。
クランのリトルインディアはカオスなとおりが連なっており、驚きの連続としか言えない。
まずはMRTに乗ってTRX駅まで向かう。TRXについたら、乗り換えを行いブギビンタンを通過しつつKLセントラルへ向かう。途中、長いコンコースを抜け、KMUTERという列車に乗り換える。KLセントラルからクランまでは直行で4.6リンギとなる。
ここがKLセントラルとつながっている
クランにつくと、長いストリートが待ち構えていた。
駅前に、記念館的なものがあるが、その前に細々とあるのが上記の落書き通りだ。
正直シャーアラムはただの更地だったが、クランはいろいろと観光地的な扱いがされている。しかし、インド人街が広がっているのがメインで、ほとんどの通行人がインド系の人ばかりだった。また、通りには宝石店や宝石店、宝石店など、つまりはほとんどが金ショップばかりが並んでおり、ほかには洋服店くらいしか目につかなかった。まさにインド、という感じだ。
マレーシアにはクラン以外にも訪れるべき場所は多くある。それはBatu Caveだったりマラッカだったり、ほかにもランカウイやペナンもある。世界文化遺産に登録されているジョージタウンとマラッカは是非とも訪れたい場所だ。
また、気づきとしてはほかにもあった。ここに来る前、ここに来る理由を、実は自分は旅好きなんじゃないか?とか考えていた。しかし、実際旅をしてみて思ったのは想像以上に怠いことだ。それは旅をすればいろいろと知見が広がるとか、勉強になるとかそういうきれいごとではなく、シンプルに旅が面倒なことだと気づいたのだ。
確かに、旅の魅力って何があるのか?と聞かれてもよくわからない。おそらく、クランではなく、欧州や中国の発展している場所に行けば旅は良いものだ、とかいうのかもしれない。少なくとも、人知れぬ奥地に行くことを旅というならば、その旅は楽しくないということが証明された。