ピューディパイが日本に住んでいる一方でMondoも移住しようとしている。そのうえ、NBAジャパンゲームでは大阪なおみとSUGAとカリーが日本にいるということがわかる。
こういう一大ニュースはすぐに飛びつくのが自分のモットーでもある。今年の4月にZetaがValorantで3位に輝いた時以降Twitchのミーハーになり、最初はOffline.tvというアメリカのTwitchチャンネルからだったが、非常に面白い知見を得た。それは、英語でも日本語でも人の考えは同じだったりすることだ。
個人的には、海外のムーブメントに乗るほうが気持ち的には乗りやすいところがあり、日本での流行りは気持ち的に追いにくいところがある。なぜかはわからないが、日本での流行を追うのを毛嫌いするのは、単にそれ以上の面白さが海外にあるからと思っているだけだからかもしれない。
このように、海外に重きを置くような拗らせ価値観を内包しながらも、日本での流行りにもすぐにはまりに行くというミーハーさもある。とはいっても、それは追うことができる範囲内のものでだが。
例えば、身近な友人がEminemにハマっていると言われてもハマらないだろうし、エミネムをGoogle上で追うことはないだろう。一方で、MonstarHunterの新作なら追うかもしれない。この差は、わかりやすさにある。エミネムはパッと見て、ラップを知らない人間が見てもその良さがわかりにくい。しかしモンハンはそもそも何も知らない人向けに作られている。だからこそハマりやすい。
BTSは初期の方は何をやっているのかあまり把握していなかったし、暗号資産もビットコインすら知らなかった。しかし、BTSがダイナマイトで有名になったりメタバースやWeb3が話題となれば、すぐにそれを見てその内容を理解できる。なお、暗号資産に関してはブロックチェーンの内容よりも、その新規性、暗号資産を「持っていること」へのプラウドが流れを生んだと思っている。
このように、いらだたしいほどに拗らせ、すぐに別の餌を探し続けるハイエナのように生きているわけだが、このこじらせミーハーという生き方は今の時代だからこそ生まれたのかもしれない。
もしも、アンチミーハーで流行りのクリプトスペルズに乗らなかったらつまらない人間のまま死んでいただろうし、拗らせていなかったらクリプトに目もやらなかっただろう。