さて、最近では日本以外の観光地も賑わいを見せているようです。例えばタイやマレーシア、フィリピンにシンガポールなどの東南アジアやアメリカ、カナダなどの北米、ドイツやイギリスなどの欧州諸国など、ピックアップすればきりがありません。しかし、私は海外初心者なので一体全体どうやって国外に出ているのか、わかりませんでした。
もちろんパスポートが必要なのはわかるのですが、そのパスポートにもICタイプとそうでないものがあったり、国ごとに在留許可日数が決まっていたり、細かいルールが多すぎて混乱してもいました。今回は、そのような外国渡航事情について話していきたいと思います。
よく、ビザという言葉を用いることがありますが、厳密には査証、もしくは○○許可証というものがそれにあたるようです。代表的なものが観光ビザと就労ビザです。観光ビザは、大体の場合ないのですが、就労ビザはいわゆる「労働許可証」なるもののことを指しています。なので、厳密には就労ビザは架空の存在であると言えます。
そんな査証ですが、例えば韓国に入るときは、査証は通常のパスポートで入ることができ、いちいちエントリービザを取る必要はありません。しかし、それには入国の目的が明らかである場合に限ります。例えば、観光目的で入るのと、就労目的で入るのはまったくもって滞在理由が異なります。このため、就労目的で入る場合「帰りのチケット」はいらないのですが、「労働許可証」を相手国の入管に出さなければなりません。
観光目的の場合、帰りのチケット、もしくは出国チケットを手にしていなければならないというルールがあるようです.
また、観光ビザのほかにもエントリービザというものがあります。例えばシングルエントリービザでは、ビザの期間内に1回だけ入国ができます。ダブルエントリーでは2回です。このように一定期間に入国できる回数は決まっており、その都度大使館などでビザを取らなければなりません。しかし、最終的に入国を判断するのは相手国なので、効力があるかないかは入国時に判明します。
ビザと聞くと就労ビザが思いつきますが、これは国によって取得のハードルが異なってきます。オーストラリアやシンガポールなどは厳しい取得条件が課されている一方で、タイやマレーシアなどは簡単に手に入れることができます。しかし、これも最近変わってきていたりするので逐一確認しておく方がいいでしょう。一度就労ビザを手に入れると、そのビザ、というか許可証に書かれている労働条件の下でその国で働くことができます。ちなみに、入国の場合いろいろ聞かれますが、帰国時は「オーバーステイ」などがなければ大体帰れます。
許可証の条件でしか働けないということでしたが、実際そうしていない人もいるようです。しかし、それらのペナルティが何なのかわからないので、ビザ範囲外の活動は自己責任になります。
そして、例えば就労先を辞めた場合、その労働許可証もキャンセルされます。また、新しくビザを取りたい場合、完全にキャンセルされた後に取らなければなりません。それは同一国ではビザは一つしか取れないというルールのためです。
通常の観光ビザの場合、ほとんどの国において90日まで滞在が認められています。つまり、3か月もいることができるのです。しかし、場所によっては数週間しかないところもあります。
他にも税の問題はどうなるのかというのも気になります。一応では日本国外に出ていく場合「国民年金の任意加入」が可能になります。また、銀行関係はほとんどが利用できなくなるため、三菱UFJ銀行や住友銀行などメガバンクを用意しておいた方が無難です。
ちなみに、ブッキングドットコムは、ネット銀行系の引き落としも海外でできるようでした。