先日、仮想空間上のVirtual THEWUで、Avacus株式会社設立1周年記念イベントが開催されました。
ゲストとしてAvacus株式会社代表のまつかぶさんが「これからのAvacus」というテーマでお話してくれました。この様子はYoutubeで生配信されました。
予想以上に生々しい話が聞けたのでログが残っているうちに書き起こししちゃいます。(問題がありそうなら消すかもしれません)
※内容把握しやすくするため単純な丸写しではなく口語を勝手に意訳して書いていますのでミスリードご容赦ください。
AVACUSホルダーもAVACUS知らない人もみんなでVirtual THEWUに集まって交流しましょう‼️20時頃からスペシャルゲストまつかぶ代表よりAVACUS状況や今後についてのお話を聞けちゃうかもしれないです(  ̄▽ ̄) -引用元
こんばんは、Avacus株式会社の代表松田航ことまつかぶです。お集まりありがとうございます。早いものでAvacusはサービス開始で2年半、Avacus株式会社は4月で1周年になりました。
本来なら渋谷にある暗号通貨の決済ができるBar THE WUでやるんですが、このご時世なのでアバターの姿で失礼します。
Avacus株式会社と銘打ってはいますが、今日は松田航じゃなくてまつかぶとしてお話しさせてください。
ーーー モノリスのようなアバターで現れたまつかぶさん
この場所(仮想空間会場 Virtual THEWU)は、コロナの影響で今リアルイベントができないので渋谷の仮想通貨BarTHEWUそっくりに作ってもらいました。AKIRAさん、そんぷ〜さん、はるのさんのおかげです。ありがとうございます。
ーーー 会場は三密状態。百合子さんにバレたらしばかれそうだ。
Avacusは今、過渡期にあります。Avacusはここ最近までゆっくりとひっそりと確実にユーザーのみなさんと暗号資産で暮らせる世界を大きくしてきたが、あるニュースをきっかけに変わりつつあります。
Avacusの競合サービスが閉鎖報道して、今は投資家が名乗りをあげて閉鎖自体は撤回となってるそうですが、当時すごく衝撃的なニュースでした。閉鎖を撤回するまで約1週間の短い間に、多くの海外ユーザーが新天地を求めて、海外で無名だったAvacusを見つけました。
海外では、すごく小さな仕事を受けると報酬がもらえるというサービス(Amazonメカニカルターク)があり、その報酬はアメリカドルを受けれるユーザーなら口座振込だが、それ以外はAmazonギフト券で支払われるらしい。利用者の70%がブラジルとかラテンアメリカのユーザで、その人たちがまさにAvacusに入ってこようとしている。
Amazon Mechanical Turk(アマゾンメカニカルターク、略称:Mturk; 機械仕掛けのトルコ人の意味)は、アマゾンウェブサービスの一つ。コンピュータプログラムを人間の知能と組み合わせて、コンピュータだけでは不可能な仕事を処理することができる。 - 引用元
すでに海外ユーザーの流入の勢いが凄まじくて、ここ1日の平均の取引量は、海外ユーザー流入前と比べて400%以上増加。
全取引でshop,ask,bazaar合わせて全部で560件進行中です。Avacusリリース時は取引38件とか40件でした...。Avacus大きくなりましたね。
システム的には、Avacusは海外ユーザーに対応する準備はできている。Avacusでは急遽、ユーザーのサポート部門とTelegramを設立し海外ユーザの対応にあたっています。
そこではAvacusユーザーの有志が、まるで運営かのように自主的にサポートをしてくれています。
海外からどういう改善点を求められているかなどのフィードバックを的確に引き出してくれたり、海外ユーザと協力して、ユーザーコミュニティ(RedditとかDiscord)ができたり、Avacusが良いプロダクトなので手伝いという海外ユーザーさんも現れたり、それを繋いでくれたのもAvacusユーザーです。
日本ユーザーと新たな海外ユーザーが協力し、早いスピードでコミュニティが形成されています。本当にありがとうございます。
Avacusを使い始めてくれた海外ユーザーのみなさん、興味を持っていくれてありがとうございます。Avacusへようこそ。この内容なども英語版にして公式ブログに載せます。
ここ数週間にたくさんのフィードバックを受けて、Avacusは短期間で大きく変化しました。今のAvacusが海外ユーザにとって使いやすいサービスになっていると嬉しいです。
4/20から海外ユーザーが入ってきた短期間でAvacusがした修正
・日本以外はレベル制限の撤廃
・Amazonカナダ対応
・BTC,BCHの出金制限を引き下げ
・DAIの採用
これらもみなさんのフィードバックのおかげです。今後もAvacusが素晴らしい場所になりつづけられるように、僕たちと一緒に作っていきましょう。
もちろん多くのユーザーがいれば、さらに多くの流動性を生み、使いやすい場になるので、ぜひいろんな人を誘ってみてください。
Avacusは買い物だけじゃなく、新しいライフスタイルができるサービスです。
AvacusASKでは、 暗号資産で仕事の依頼やモノのトレードのオファーなどあらゆる依頼のマッチングができますし、AvacusBazaarは暗号資産が使えるフリーマケット、AvacusPayなら暗号資産を一瞬で、メッセージも一緒に送れます。
例えば、BazaarやAskで対価で暗号資産をもらって、そのままAmazonで買い物ができたりします。
Avacusの今までの4つのアプリを1つのアプリに1本化します。もう触れる段階でテストできてるので、もう少し楽しみにお待ち下さい。
Avacusは元々、世界中で独立運用できるように設計しています。日本版、アメリカ版、ドイツ版、イギリス版が別々になっているんです。
例えば、海外の有名な取引所がAvacusのシステムを使ったサービスをアメリカで始めることができるし、その運営はまつかぶじゃなくてもよいし、取り扱い通貨も違ったり、仕様も違うかもしれない。外側のサービスが動いても、Avacusのシステムが使われているのでAvacusに手数料が入ってくる。そのため外側で使わればAvacus/VACUSの価値がどんどん上がっていきます。
例えば、AvacusAskを使って寄付に特化したプラットフォームができるかもしれないし、ブラジルでAvacusPayのシステムをつかって銀行を持たない人用の少額決済サービスができるかもしれない。
それらの仕組みができるたび、それらが使われるたびに、Avacus/VACUSの価値があがると思ったらワクワクしませんか?
これが全てをAvacusの中にいれなくても良いという考え方です。
実は僕らは、Avacusの中で全部完結させて手数料ビジネスでやっていこうなんていうことはずいぶん前から考えていません。それをやろうとすると、どうユーザーが使ったら面白いかより、どう手数料を落としやすいようにしようかというのを優先することになってしまうからです。
面白い理念があったのに、いつのまにか面白くないものに変わってしまったというサービスが世の中にはたくさんあります。面白い形にするために、どうしても収入源として広告ださないと維持できないみたいのが免罪符のようになってしまってそうなってるけど、ほんとにそれでいいのかと疑問に思う。
Avacusに広告をつけるとか僕は嫌です。
だから、そうしなくて良い仕組みにしました。
Avacusがシステムとして外側のサービスの中に組み込まれて生きていけて、そうするとAvacusの中の手数料収益だけを考えなくてよくて済むのでビジネスとしてなりたち、どうしたらユーザーがAvacusを使って面白い体験ができるかにはどうしたらいいかを優先して考えることができます。
これはAvacus側だけが良い話ではなくて、いろんな企業や団体から、ブロックチェーンや独自通貨を使ってこういうことがしたいという声をいただくがそれらを助けるための武器にもなる。
例えば、実現するのに10のことがいる時に、Avacusのシステムで7ができるとなれば残り3を設計するところから考えられる。Avacus自体も引き上がるし、人のやりたいことも実現できる。そういう仕組みをこれからも思考し続けていきたいと思います。
Avacusは今絶好調だが、これは2年半膨らみ続けた種からやっと芽が出た状態。ここまでこれたのはAvacusの有志の方や、海外ユーザーのみなさん、めちゃくちゃなスケジュールでアップデートに関わってくれて、Avacusの目指す世界や、そのための仕組みまで一緒に考えて一緒に走ってくれた開発チームのおかげに他なりません。みんなのおかげで僕は何も特別なスキルは身につけていないのに、無事ここで立って今喋っています。ありがとうございます。
今後、より一層僕一人の力では何もできない世界に突入していくと思うので、ぜひ力を貸してください。きっと乗り越えられるし、乗り越えた先にはより新しい世界が待っていると思います。その新しい世界に皆さん一番最初に体験ができます。ぜひそんな世界を一緒につくっていけたらなと思います。
これからもAvacusをどうぞよろしくお願いします。
運営係をつとめさせていただいている、まつかぶからでした。
以上が、ゲストのまつかぶさんが語られた内容のまとめになります。
個人的に印象的だったのは「Avacus株式会社と銘打ってはいますが、今日は松田航じゃなくてまつかぶとしてお話しさせてください。」という発言でした。一見すると、いわば冒頭は保険をかけているような発言にも感じましたが、それは違うと後半の話を聞くとわかります。
1年前にまつかぶさんが「まつかぶとして生きていきてえなあ」とTwitterで呟いていたことも思い出し、そこにある真理が垣間見えた気がしました。
サービスやプロダクトといった目に見えているもの以外にも、編集長がAvacusに魅力を感じてしまうのは、そういった思想や哲学的にあるのかもしれません。
文字だけではニュアンスや雰囲気などが伝わりずらいので、是非お時間のある方は実際に動画を見てみることをオススメします。
この度は、このような企画を主催してくださったり貴重な時間を使ってライブ配信をしてくださった皆さんに感謝です。
まつかぶさんが最後に話した通り、人がたった一人で出来ることは少ないですし、AvacusでもALISでも、なにかをきっかけに集まったコミュニティで、そのコミュニティが生きやすい新しい世界を作れたら最高ですよね。
[追記 2020-06-02]
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