ALISを唯一取り扱っているYobitへの送金がうまくいかないという状態が長く続いていますね。この問題について、9月10日ALIS運営からお問い合わせ状況及び状況について記事がアップデートされました。
ALISからYobitにALISを送金するが、Yobitのウォレットに反映されない
--- 2020.6.4
指定したアドレスに届いてからYobitのmaster addressに送金される。トークンが奪われたわけではなくこれは仕様である。そのmaster addressに送金されたALISトークンがユーザーのYobit上のウォレットに反映されないことが問題。
--- 2020.6.10
Yobitは特定の入力データを持つ送金トランザクションのみが処理対象であり、対象の入力データ以外の値を持つ送金トランザクションは処理されない。手動でユーザーのウォレットに反映させることは可能。
ALIS側が送金データ方式(Bridge Contract)を変える気はない(その実装方式自体に問題はない)ので、Yobitに手動で反映してもらうように依頼。
--- 2020.9.10
Yobitの回答待ち
問題解決にはYobit側に着金後の処理を改善してもらうしかないというのがALISの結論になります。そして3ヶ月あまり進展がないところを見る限り、Yobitの反応はかなり鈍いようです。急に解決するかもしれませんし、このまま長く放置される可能性もあります。
以上が、現状の簡単なまとめになります。
ALISからAVACUSへの送金は問題なく出来ます。
私も実際、AVACUSにALISが採用された時に、問題なく送金できていることを確認しています。私の場合は1時間で反映されました。
以下記事のように、AvacusからYobitへの送金も成功するというレポートもあります。どうしてもALISをYobitに送金したいという方は、AVACUS経由での送金をすると良いかもしれません。ただ個人的には出し入れをして手数料で薄めてしまうよりもAVACUSでそのまま使うことをオススメします。ALISをコトやモノに変えてもいいですし、需要がマッチすれば別の通貨にスワップすることも可能です。(Avacusを使った安全な通貨スワップ方法については時間があればまた記事化します)
ALISからAvacusへの送金方法
1. 【ALIS】にMeatamaskを導入(既に導入済みの人はスキップ)
私は以下記事の「MetamaskでのETHアカウントの作成、ALISでの登録、登録の削除」部分を参考にしました。
2. 【AVACUS】でALISウォレットアドレスを調べます
ウォレットでALISウォレットを選択し、入金のアドレスを表示させます。
0xから始まるアドレスをコピーします。クリックでコピーができますのでその機能を使うとコピーミスが防げます。
3. 【ALIS】で出金リクエストを出します
まずウォレットを開きます。これと同時にMetamaskが起動します。Metamaskのログインもしておきます。
出金を選択し、2で調べたAvacusのALISウォレットアドレスを宛先にペーストします。出金額には好きな額を入力し出金を実行します。Avacusで使う分+α(手数料分など考慮)をメドに出金額を設定すると良いかもしれません。
イーサリウムブロックチェーンの混雑状況によりますが、早ければ数分〜数時間、遅くとも数日で送金が完了します。状況が知りたい人はブロックチェーン上のトランザクションを確認しにいってみると良いかもしれません。
入金や出金は神経を使う作業ですし、反映に時間が掛かったりすると凄く心配になりますよね。Yobitウォレットに反映されないというのは問題化されていますが、イーサリウムのウォレットはその他にもたくさんあります。それぞれについてを運営がテストして、その結果を公表することはすべきでないと公式が述べている通り、個々のウォレットや取引所などへの送金作業については当然ながら自己責任の部分が大きいです。カストディ規制もあり今まで以上に個人の資産は個人が責任をもって管理する必要があります。
送金の際は、例えば、まずは少額で送金するようにするなど、各自が自分の資産を守るちょっとした工夫が必要なのかもしれません。送金や出金やその処理についてより詳しく知るためには、ブロックチェーンの基礎知識を高めることも必要だと感じます。
今後もBitcoinLIFE編集部は、ブロックチェーンの勉強をコツコツ進めていきます。時間があればぜひブログもご覧くださいね。