イーロンマスク氏による株式の買収提案など、Twitterの今後の動向に注目が集まっている今、BlueskyとTwitterの関係を明らかにする良い機会だと考えました。
Blueskyプロジェクトは、2019年にTwitterに由来して設立された経緯があり、今年、法人として設立されたBluesky PBLLCは、分散型ソーシャルネットワークの研究開発に焦点を当てた独立した会社です。
TwitterもBlueskyも、プロジェクトの成功には「独立性」が重要であると認識しており、そのためにweb3のソーシャルメディアを目指すBlueskyを独立した会社として設立し、可能な限り幅広い利益に貢献できるようにしたのです。
私たちの構造のコアである「公益」という要素は、株主への利益還元という義務を負わずに、私たちのミッションを達成するために資源を投入する自由を与えてくれるものです。この会社は、Twitterが一切の支配的な株式を保有権を得るすることなく、Blueskyチームそのものが所有しています。
Blueskyは、自由と独立性を確保しながら研究開発を継続していくために、Twitterから1300万ドルの資金提供を受けています。TwitterによるBlueskyへの資金提供は、Blueskyがオープンで分散化された公共のコミュニケーションツールを実現する技術を研究開発するということを除いては、いかなる条件も付されていません。
また、元Twitter CEOのジャック・ドーシーが役員に就任し、元Twitterのセキュリティエンジニアがチームに加っています。
Bluesky PBLLCは、私たちのビジョンを実現するための、完全に独立した組織となっています。
私たちは、耐久性のあるプロトコルには自己認証コンポーネントが必要であり、それは外部からの認証の証拠を必要としないと考えていることを以前の記事で書きました。この方法であれば、たとえ人々が民間企業が運営するサーバーを使うことを選択したとしても、決してロックインされることはありません。
また、最近、新しいチームメンバーが加わったことで、私たちはBlueskyのために行ってきた基礎研究の一部を共有する準備が整いました。
このような外部環境、組織構造をもつプロジェクトは珍しいです。私たちは「自由」を最大限に利用した構築に専念しており、何が起ころうとも、公共のコミュニケーションツールのための耐久性のあるプロトコルを実現するというビジョンに向かって努力するつもりです。
私たちの取り組みは誰もが参加することができます。
是非とも、blueskycommunity.netからエントリーしてください。
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