「アルカーイダ」は、実は「基地」って意味

こんにちは！

クウェートのよしくんです。

今回は、人に語れる中東知識をサクッとお伝えします。

「アルカーイダ」って名前の意味についてです。

「アルカーイダ」は、実は「基地」って意味！

9.11の、あのアルカーイダです。

「アルカーイダ」って、だいぶおどろおどろしい名前ですが、実はアラビア語では「あの基地」って意味です。

英語だとThe Baseですね。

ベースなだけに、ガンダムでいうホワイトベースみたいな感覚です。

じゃあ、なんのための「基地」なんだろ？ってなりますよね。

実は、冷戦時代【ソ連のアフガニスタン侵攻】を防ぐための前線基地だったんです。

アフガニスタンはイスラームの国です。

そこにソ連が、侵略したろ！って攻めてきたんですね。

ソ連は共産主義ですので、無神論です。神なんか信じないです。

神を信じてない国に制圧されたら、神を信じてるアフガニスタン人は困ります。

そこで、イスラームの戦士たちが立ち上がったわけです。

「我らイスラームの同胞を、土地を守るぞ！」と。

イスラームの戦士たちのホワイトベース、つまり前線「基地」になったのが「アルカーイダ」なんですね。

だから、The Base、「あの基地」って意味で「アル(the) カーイダ(base)」なんです。

ソ連を追い返した時、オサマビンラディンはイスラーム教徒の中では英雄でした。

そして後に、アメリカに怒り、アメリカ打倒を掲げて、9.11事件を起こします。

ソ連のアフガニスタン侵攻時は、冷戦時代だったので、アメリカがソ連に対抗して、イスラーム戦士に武器を渡していたんです。

なので、ビンラディンは「アメリカが育てたフランケンシュタイン」なんて言われ方もされます。

かつてはイスラームの英雄だったので、9.11事件後は、イスラーム教徒は複雑な気持ちだった方もいたようです。

というわけで、

「アルカーイダ」は、冷戦時代は「基地」だった！

ジオン軍ならぬ、ソ連からアフガニスタンを守ったホワイトベースだった！

というお話でした。

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