こんにちは!
クウェートのよしくんです。
今回は中東諸国でコロナウイルスがかなり広がってきているのでそのまとめと、クウェートの現在の対応を紹介します。
主に取り上げるのは湾岸諸国になります。
僕はクウェート大好きバカなのでずっと中東の情報を追っていますが、現在中東諸国はほぼ鎖国状態なんですよね。
最初に現在の湾岸諸国の感染者数をお伝えして、次にクウェートの現在までの流れ、最後に各国の状況をお伝えします。
現在、湾岸諸国ではイランからの帰国者を中心に感染者を確認しており、対応に追われている状態です。
3月17日現在の状態だと、こちらの写真の通りです。
クウェートは18日には感染者12名増えて142名に更新されています。
バーレーンは当初クウェートと同じくらいで、100人程度で落ち着いていましたが、途中一気に増えて倍の200人越えとなっています。
この2か国は国民のシーア派比率が高いので、どうしてもイランからの帰国者で確認されるケースが出てしまうですよね。
カタール、サウジアラビアも最初は感染者確認されていませんでしたが、一気に増えてクウェートの感染者数を超えています。
以前紹介しましたとおり、クウェートは早めの対策が功を奏しているのかもしれないです。
特にカタールが途中で感染確認者一気に増えて、現状400人越えと厳しい状況です。
コロナウイルスの拡大を受けて、クウェートは先駆けて3月12日から「鎖国状態」になりました。
この時点での感染者確認数は80名です。
また、13日にはモスクでの金曜にいつも行われる集団礼拝禁止のファトワー(法勧告)も出ました。
モスクでの礼拝のアナウンス「アザーン」は、「家で礼拝しなさい」になっていてなかなか特殊な状況になっています。
学校は3月1日より2週間休みになっていましたが、延長されて26日まで休みになっています。
ラマダンが近いのでそのまま再延長される可能性が高いように思っています。
3月15日は中東でドバイモールの次に大きいアベニューズモールを含む主要大型モールが閉鎖となりました。
ちなみにドバイモールは世界一大きいモールなので、クウェートのアベニューズモールもめちゃくちゃでかいです(笑)
まだ増築中ですのでいつかドバイモール超えるかも...
こんな感じでどんどん娯楽が制限されている状況です。
ただ、政府が厳しく取り組んでいるのは感染防止が最重要課題と考えているためで、そのために最善を尽くしているように感じます。
例えば、クウェートは今回のコロナウイルスの世界的な感染拡大に際して、WHOに4000万ドル(約42億8000万円)の寄付を行いました。
日本や中国も寄付していますが、もともとの発生地域からはほど遠いクウェートが寄付をしたのは興味深いところです。
実際、WHOに医療チームの派遣をしてもらっているので、恩返し的な意味合いもあるのかもしれません。
クウェートが12日から鎖国化状態になったことはお伝えしましたが、実は現在、他の湾岸諸国も鎖国化状態になりました。
このJETROの情報は17日現在ですがもう古いですね。
・UAEはアライバルビザも不可になって入国できなくなっています。
1.19日以降アライバルビザ対象国であっても新規の入国不可
2.17日以前に取得した査証も、未使用な場合は失効
3.居住ビザの方に関しては問題無く出入国が可能
・バーレーンは3月18日からアライバルビザ停止で、電子ビザは生きている状態です。
・サウジアラビアはクウェート同様、国際線運休状態で、モール閉鎖状態です。
中東では通常、サウジが1番規制が厳しく、次にクウェートが厳しいので有事に際してもその厳しさが表れています。
・カタールは18日から当面の2週間、全ての入国をストップし、バスとメトロも営業停止するようです。
どこも鎖国状態ですね...
現状、感染者が増えていることを考えれば、この鎖国の流れは4月下旬からのラマダンまでは続くのではないかと思います。
中東はもう長期戦になりそうですね...
何とか収束してラマダンで感染が拡大しないことを祈っています。
以上になります。
読んでくださりありがとうございました!
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