現在のトレンドは環境に優しいこと。
農業において環境に優しいというのは、低農薬・肥料もしくは無農薬・肥料で環境への負荷を低く抑えることがポピュラーな認識だと思います。
しかし、農薬の使用を抑えれば害虫の被害や病気は増え、肥料を減らせば実は小さく・少なくなってしまうため、農家の所得は減ってしまう恐れがあります。自身の生活を犠牲にしてまで環境に配慮するというのは勇気がいりますね。
とはいえ、植物だって生き物。与えられた環境で精いっぱい生き、抗う力を備えた植物もいます。代表として挙げられるのは「甘藷(かんしょ)」。つまり「サツマイモ」です。
サツマイモは「救荒作物」ともいわれ、荒れた土地でも育つほどの生命力を持っています。逆に栄養の多い土地、、窒素の多い土地では「つるボケ」という状態になり思うように育てることができないほどです。
痩せた土地でも育ち、乾燥にも強いことから、手間がいらずに省力栽培が可能な作物のため、環境に優しい作物ということができます。
しかし、21世紀。いま環境に優しい作物として人気が出てきたものがあります。
それは「ブルーベリー」です。
ブルーベリーは特に目立った害虫や病気が確認されておらず、無農薬で栽培することができます。そのうえ、サツマイモと同じく乾燥に強い性質をもっているため、同様に省力栽培が可能です。
経営の観点では、一粒一粒を摘むと時間がかかります。その時間と労力に対し出荷額は2円/gと安い。それだと決して利益はでませんが、観光農園で摘み取りにすれば入場料で利益を出すことができます。
というわけで、【環境に優しい】×【省力栽培】の組み合わせで観光農園を起ち上げたいと考えています。もちろん、それではありきたりで魅力に欠けています。「日本のエーゲ海」といわれる瀬戸内海の景色を眺めながらぼブルーベリー狩りというのは勝機がありそうではありませんか?
【環境に優しい】×【省力栽培】×【景色】の組み合わせで観光農園を起ち上げる!