どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
カテゴリーに「ビジネス」が新設されたということで、これからは主にビジネスカテゴリーで心理学ネタをご紹介していきます。
これからもよろしくお願いします🦔
さて今回は、部下や後輩に指示する際に気をつけたいポイントを、心理学の視点からご紹介します。
管理職の役割の1つは、上からの指示や命令を部下に伝え、それを徹底させることだが、ともするとそれが徹底しない場合がある。
例えば、課長が部下を集めて幹部会議で決まった内容について説明し、「皆で力を合わせてやってくれ」と指示したとする。この場合、部下にしてみれば、自分が名指しされたわけではないので、誰かがやるだろうという心理が生まれる。
ドイツの心理学者が、綱引きを用いた面白い実験をやっている。
それによると、1本のロープを1人で引っ張った時には63kgの力が出た。だが、 2人の時は53kgに、8人の時は31kgに減少した。
これは「社会的手抜き」という現象で、複数の人が協同して同じことをする時は、全力でやっていると思っていても、実際にはかなり手を抜く。
従って、部下に指示を出す時は、「皆で協力してやってくれ」と言うより、1人1人の仕事の担当を決め、各人に責任を持たせる方が効果がある。
—— 『なぜ、この人に部下は従うのか(新装版)』
私見ですが、“優しい方”ほど具体的な仕事を指示・命令することが苦手なように思います。部下に自主的に取り組んでもらいたい、と思うからかもしれません。
ですが、部下に本来の能力を発揮してもらうためにも、1人1人に明確な指示を出してあげてみてください。きっと、あなたの期待に応えてくれるはずです。
ではまたー。
部下・年下社員と「いい関係」を築くヒント