仮想通貨の赤ちゃん(@cryptojinsei)だよ。
他人のお金で焼肉を食べる行為に憧れているから、有料サロン等の運営にとても興味があるよ。かわいいね
ここ1ヶ月くらいの間の記事にしていなかったたくさんの諸々を、圧縮版まとめ記事として、ギュッとまとめてドバーッと流していきます!
情報過多のクリプト業界ですが、読みきれなくておなかいっぱいになりそうなマシマシカラメの記事に仕上がりそうな予感がするけど、最後までよろしくね!
ひっそりと、10月は2件のMeetupに参加しました。
単体記事を出していなかったため、さくっと概要を記しておきます。
10/01(月) BlockChain Unchained: Battle of the BlockChains
主催:Swissborg
登壇:Ginco/433token/Gabrotech/TrustVerse etc..
見所:Ethereum, NEO, Monero等の有識者のパネルディスカッション
◆Swissborg(CHSB)
ICO即完売→上場後すぐICO割れ→奈落ヨコヨコの様式美でお馴染みの銘柄ですが、「スマートフォンひとつで誰でもプライベートバンクの資産運用が可能になる世界」の構築を目指すというコンセプトは好きです。
CEOのAlex自らが登壇し、冷め気味の来場者にも陽気に対応。プロダクト紹介のほかに、リアルコインやTシャツ等のグッズ配布に勤しんでいました。
イベント終了後にAlexを捕まえて数点ほど質問をしたのですが、快く対応して頂けたので個人的な好感度は高めです。
◆Ginco
国産WalletアプリのGincoですが、競合多数のWallet業界では頭一つ抜けている印象です。
この日の発表は「Swissborgの取扱開始」と「(海外版のみ)Gincoから直接KyberDEX上での取引が可能」の2点でした。
提携記念でSwissborgエアドロも発表されましたが、GincoはiOSのみ対応とのことで、Androidユーザの赤ちゃんは参加できずギャン泣きとなりました。
◆433token(433)
名前の通りのサッカー系プロジェクト。引退したレジェンドが監督を務めるチームをtoken経由で直接支援することで、ファンサービスイベントに優先参加できたり、自国の若手選手をチームに推薦できたり、試合のレギュラー選手やフォーメーション等を決める投票に参加できたり……ひらたく言うとレジェンドのチームでサカつくをやろうっていうトークンです。
実際に数人のレジェンド選手と提携済みのようですが、まだICO前の段階のトークンのため特に言及することはありません。調達がうまくいくといいですね。
◆Gabrotech(GBO)
暗号通貨Walletから複数通貨対応のプリペイドカードまで資産管理系の総合サービスを提供したいGabrotech。こちらは調達大成功組とのこと。
文量ギッシリのWhitepaperとTechnicalpaperをサクッとまとめた2pagerが用意されているのが親切ですが、プロダクトの仕組み上日本では使用できなそうなのが辛いところですね。日本以外でうまくいくといいですね。
韓国の医療系トークンだったような気がしますが、登壇中に陽気な香港人と意気投合して話し込んでしまいプレゼンを全く聞けていません。CEOがふっくらしていたのでお金はあるんだろうと思います。
『Battle of the BlockChains』と題し、“ブロックチェーン時価総額トップ20社のプロトコルについて議論する”予定だった本パネルディスカッションですが、「(BCプロダクトは)よりオープンで優れた分散プラットフォームを作る努力をするべきだ」という考えのMoneroのKrzysztof(写真中央左)と、「オマエは正しいが、そんなもん大多数の(アホな)ユーザは興味ない!」と一刀両断するEthereumのMark(写真右端)がマウント&マウントでバチバチにやり合うクールなディスカッションで最高でした。
この両者の熱量がすさまじく、イベント終了から会場閉館までの1時間のあいだもずっと解体されたステージの上で立ち話でやりあい続けていたのは本当にグッときましたね。赤ちゃん的には、イベント中から立ち話まで延べ2時間近くその両者の仲裁をし続けた司会者の方にもMVP賞を贈りたい気持ちです。
余談ですが、イベント中に会場参加型のクイズ企画があり、仮想通貨に関する質問にアプリから早押しで回答していたら優勝してしまい、普段はクラブミュージックを流しているであろうウーファーから「仮想通貨の赤ちゃんさんおめでとうございます!」と馬鹿でかいアナウンスが流れるという貴重な体験をしました。心がギュムムとねじ曲がる不思議な瞬間でした。
10/28(日) INK MEETUP in Tokyo
主催:Ink Labs Foundation
登壇:Bytex/Hyperion/GoldMiner
見所:3500円分のエアドロ
7月のJBaaS SummitぶりのInkですが、「クラウドファンディングに参加したクリエイターの作品が売れたら出資者にトークンで印税分配される」っていう新サービスがローンチされたようで、記念エアドロを開催中とのこと。
↑の会場画像がエアドロ発表時の会場の様子ですが、エアドロ情報が公開された瞬間に爆速でスマホを取り出すおじいちゃん世代がいてグッときました。
トランザクションマイニングを採用した韓国版FCoinことBytex.ioですが、日本企業で7年働いた経験があり日本語そこそこいけるCEOが直接「皆サン、ワレワレノBytexニ~、登録シテクダサイ」と語りかけるリーガルリスクの塊みたいな登壇でとても面白かったです。
来場者全員に時価で2500円分の取引所トークンをエアドロっていう意味不明な放出に、ただただ市場の縮小を感じました。
「個人にトークンを払って地形データをリアルマイニングしてもらって、そのMAPデータを法人向けにトークン建てでGoogleより安く販売する」がコンセプトのHyperion。屋外のみでなく屋内のストリートビューデータも取り扱っているのが驚きです。
本当にできるなら面白そうなプロダクトですが、「まずはGoogleの地図更新が追いついていない発展途上国からシェアを奪っていく」とのことなので、日本に来たとして十数年後とかだと思います。
IPFS×ストレージマイニングを筐体に詰め込んでPC不要のまま低電力でゴリゴリ掘りつつ携帯アプリで採掘量を管理できる4TBのNASっていうハウルの動く城みたいな技術マシマシガジェットを販売しているGold Miner。
会場に高齢の方が多かった関係上、中華デバイスは信用できないっていう価値観を崩せたのかどうか、気になりますね。
エアドロありきのMeetupということもあって、プレゼン後の質疑応答はまずエアドロの受け取り方関連の質問が飛び、その後はシーン……という感じで、人間の欲望が浮き彫りとなっており最高でした。
また、全体的に40〜60代の比率の高いMeetupだったのですが、BytexのCEOの「皆サンハBTCヲ、持ッテイル方、ドノクライ居マスカ?」の質問に対して会場のほぼ全員が挙手しているあたり、単なるハメ込み被害者の会というわけではないようでした。
彼ら彼女らが口コミから新規を呼んで、比較的お金を持った方々が比較的高額なお金を市場に落としていただけるなら、それはとても嬉しいことだと思います。がんばれ老人たち!!!
近年の1sat系通貨の狼藉により、単語自体にもはや地雷臭が漂っている国産通貨というカテゴリですが、今月は比較的動きが多かったので、ざっくりまとめていくことにします。
価格変動については下記に紹介するぽんさんの記事が参考になります。
「国産通貨どこいった??」の答えを言ってしまうと、Doge建てやETH建てに埋もれる形で、みんなジリ貧になって生きています。
それではまとめを以下に。
Avacusとの合同Meetupでのトンデモ発言で大炎上したことが記憶に新しい絆コイン。炎上についての顛末は下記記事を参照ください。
そんな絆コインですが、先日めでたくBit-Zに上場し、3sat程度まで盛り上がったようです。一度でも価格を上げてしまえば、返金保証とかウヤムヤにできそうなので、本当によかったですね!
それと同時に、運営さんからふたつの資料が発表されました。
①KEEP取引所のホワイトペーパー、KIZUNA GLOBAL TOKEN概要
②KIZUNACOINステーブルとロックアップ方針
基本的に絆コインの発表する資料やお知らせはポエム臭が強すぎるきらいがあるのですが、今回の資料にもその特性が遺憾無く発揮されています。
面白かったのが①の最初のページで、
という、まあ強いて言うならばどの口が言ってんの君らっていう煽り文がグッときました。
絆コインは今後、海外に拠点を移してステーブル化と取引所運営に取り組んでいくそうです。現実的にみて期待はしていませんが、できたらすごいことなので応援はしています。
コミュニティの書き込み&閲覧制限をかけ、お知らせのみの表示っていうそれtelegramでよくない?状態になったYUKIのdiscordサーバですが、現在も措置は継続中のようです。
加えてYUKIコミュニティにいたバーサーカーから謎の暴露連投ツイートがあり、真偽は定かではないですがあまり穏やかでない状況のようです。
YUKIコミュニティには、「各国首脳へのホットラインが自分の携帯電話に入っている」と豪語するやや統合に難ありのイカれ狂った奴がいたりするので、今後もゆっくり経過を追っていきたいです。
VIPSTARの最高経営責任者(CEO)と、INZEIの創設者が同一人物だったということが明らかになり、(株)VIPSTARが『【代表にまつわる騒動について】』というプレスを公開後、代表・CEOの辞任と交代……という、ひそかに厳しい展開になっています。
INZEI自体が9月で開発者に逃げられ、discordでadminとして孤軍奮闘していたスタッフも辞任し完全に放置されたプロダクトと化していたため、INZEI側からの批判があるのは当然ですが、VIPS側で行なった顛末をまとめたプレスを公開する際に、英訳してEnglish newsとして発表したり、公式Twitterで取り上げなかったりとゴリゴリに不誠実だったので、VIPSホルダーからも不信を買ってしまうという、なんとも国産通貨っぽい末路を迎えました。
ちなみにプレスリリースPDFのURLが「syazaibun.pdf」なの、個人的にグッときましたね。
下図のようなわけのわからない言い訳をしてプレセール後にプロジェクトを解体、twitterやdiscordを全削除した二次元コイン。
こちらについて、嘘か本当か5chに「元NIJIGENCOINスタッフのイラストレーター」が現れて、運営がいかにイかれた奴らだったか暴露するというイベントが起こりました。
ことの顛末を見る限り明らかにまともな運営ではないので、案外本物のイラストレーターの方なのかもしれません。
元スレッドはこちら。結果的にキチガイの輪から抜け出せてよかったのかもしれませんね。
今月はKIZUNA COIN以外にも、NINJAcoin(NC)やOCTCoin(OCTC)、502 Bad Gateway Token(Z502)などが上場しています。
Z502はなんかもうお馴染みなので省きますが、その他の2銘柄についてさらっとおさらい。
TeburaNinjaの発想は好きだったのですが、1sat上場を採用したことで一気にSCAM臭が漂ってきたのが悲しいですね……
MERCATOXにてセールを行なったようですが、1400万円の調達目標に対して実際の調達額は500万円程度とのことで、市場の限界っぷりが可視化されることとなりました。
今月15日までエアドロを行なっているようなので、調達失敗の話のあとで言うのもなんですが、欲しい人はこちらから貰っておくと良いかもしれません。ノン・アフィリエイトです!信頼の可視化!
もともと「OctoPump」という仕手discordサーバが発祥の仮想通貨OCTCoinですが、彼らでさえいっぱしの取引所に上場して、あまつさえ支援者がいてそれを購入しているという国内市場の現状に涙をこらえきれません。
国産通貨のなかでもトップクラスに内容のないホワイトペーパーがあるので、皆さんも人生経験だと思って一度こちらに目を通してみてください。
ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(クソでかいため息)
結果的にものすごいギッシリな記事になってしまいました!!!
本当は例の取引所JPとかも取り上げたかったんですが、また次回、ヤバめの動きがあったときにとっておこうと思います!
その他のおすすめ記事はこちら!
「国産銘柄はゴミ!!!!!」という記事だよ。
仮想通貨の赤ちゃんは、ビジネスのことを考えながら、法律をまもって、ユーザやホルダーを大事にしながらプロダクトを進めている国産通貨をおうえんしているよ。かわいいね