Lyra2REv2は元々GPUで掘るのが有利なアルゴリズムであったが、
2018年10月前後にLyra2REv2用のASICが登場したことにより情勢が大きく変わり、ASIC以外では事実上掘れなくなった。
また、Lyra2REv2はVertcoinが開発したハッシュアルゴリズムであるが、
Vertcoinはそもそも反ASICを標榜していること、および51%攻撃を喰らったため
Lyra2REv2を少し変えたアルゴリズム、Lyra2REv3にハードフォークした。
Lyra2REv2の中で大きめのコインといえば、
MonacoinはLyra2REv2でトップ、Vergeはマルチアルゴリズム(5種)の中の1つとして採用しているため、
ほぼほぼこのどちらかにハッシュレートが移動することになる。
というのも、先述の通りLyra2REv2のASICが開発された現状、
Lyra2REv2のASICはいかにLyra2REv2の収益性が下がろうと、利益の出続ける限り
Lyra2REv2を掘り続ける以外に選択肢はない。(GPUマイニングアルゴではないので)そのため、VertcoinのHFによってLyra2REv2全体としてのハッシュレートは減ることは無いと考えて良いだろう。
そうなると、ハッシュレートが増えてMonacoinはますます安定するだろう。
ただし、Vertcoinが抜けることで、収益性は落ちる。(そのアルゴリズムで有力なコインが1種類減るだけで収益性は落ちる)
Monacoinは安定するが、MONAのためにASICを買った人にはダメージが入るという、
何とも言えない状態になるかもしれない。